"5,アンジュ初めてのお茶会

お茶会か、あれから毎日一ヶ月に渡って散々マナー教わったけど、大丈夫かな私・・

なんか間違えそう・このお茶会、国の貴族の子供たちが集まる大切な顔見せな社交場なんだって

「それでは行ってま

いります。お母様、お父様、アレフお兄クリフお兄様」

「なんて可愛んだアンジュ兄様が一緒に行こうか?悪い虫は排除せねばな!」

騎士服を着たアレフ兄様一緒の馬車に乗りこもうとしてくる。

「兄上!王城へ行けるだけ良いではないですか!僕は兄上の代わりにこちらにいなくちゃならないのですからね!!」

長男次男の攻防が始まって"かれこれ5分たってる出発に時間かかってるあらあらまぁまぁと困りはじまたお母様がそそろそろ怒りそうな雰囲気を出してくる。

「アレフ兄様時間が推してます。出発出来ないですよ」

「何をしてるお前たち!王城に遅れるではないか!」

あーあお父様に怒られたーそこで我が道をいくのがアレフ兄様

「父上!アンジュに悪い虫がつきます!」

「初代様がいらっしゃるからそんなことはないだらろう」

「確かに初代様なら・・・」

ようやく落ち着いたアレフ兄様を護衛として自分の馬に騎乗させ当初よりだいぶ押して王城にむけて出発し始めた私は初めての経験でワクワクドキドキが止まらなかった初めてめての王都にどきどきはしていたけどもにほんでみたことあるような街作りにドキドキどころではなかった。


商店街などによくあるオルゴールがずっと某RPG,の街の音楽がなりひびいてる大きい通りぞいにあるガラス張りのショウウィンドウがあるデパート始め、おしゃれなカフェやらお店やらが建ち並んでいた。

「はーこれじゃ日本に居るのか異世界にいるのかわからない」

「アンジュ外が気になるの?」じっと外を眺めてたらお母様が声をかけてきた。

ぱっと見た感じわりかし雑貨店や女性向けの店が足りない馬車の右隣にはアレフ兄様が馬でついてきてるのが見えた。それを見てついつい走ってるのが車やバイクならとか思うわたしは日本が恋しくなってきた中世ヨーロッパ建築に似つかわしくないデパート沿いを通り抜 けようやく王城にたどり着いた。お兄様にエスコートしてもらい馬車から降りる某RPGの城の曲が聞こえてくる。完全にリアルド○○○である

「「エトワール辺境伯のご到着!」」

並んで出迎えに来てる中にはーちゃんがいて安心した。

『随分遅かったじゃん』

「かくかくしかじかなのよ」

『俺よりやばいシスコンじゃんいるんだなー何処にでも』

馬車から降りるとずっとこちらを見てる同年代の男の子と目が合う。

軽くお辞儀をすると顔を真っ赤にしてすぐ後ろにいる陛下の後ろに隠れてしまった

「はーちゃんあそこの男の子・・」

『あいつがエドワード、バカの息子だ』

「此方びはおまねきにあずかりありがとうございますエトワール辺辺境伯が娘アンジュエトワールでございます。」

きちんとカーテシーをとり挨拶をすると感嘆の声がちらほら聞こえる間違いなかったようである。内心ホット安心しつつこの場をやり過ごそうかと思って殿下を見ていたアレフ兄様がすかさずわたしがみえないようにあいだにはいる

「お兄様・・・」

『さすシス』

はーちゃんも引いたアルフ兄様の行動力にわたしも一瞬引いてしまった。この先が思いやられるかも・・・・

「よう参ったアンジュ嬢先日は助けられたぞ」

『お前が真夜中の辺境の地に来てるのが悪いバカ息子』

「あの・・・・」

「君の名前はアンジュと言うのか!俺はエドワード!是非とも婚約を結びたい!」

『さすがばか息子な子供だけあるな発想とかが一緒だ』



色恋にめっぽう弱い私はオロオロしてると

「待てエドワード!その話はなしだ!」

どうしたことか陛下からまったがかかったはーちゃんからけっこう言われたのよねきっと・・・・

『俺がしっかり言っておいたからなーバカ息子はしっかり止めに入るはず』

「流石でございます!初代様!ありがとうございます!」

『普通王族との婚約に喜ばれるんだけど、拒否に感謝される日が来るとは思わなかった・・・まーなーねーちゃんむかしから美人だったし悪い虫排除したいのはよくわかるぜ』

何やらはーちゃんが呆れながら独り言の様に喋ってる。

「はところではーちゃんあの街並みまんま東京っぽい」

『もうねーちゃんやシン様やココアからすれば王都の方が住みやすいかもなー!』

「確かに、シン様とココア連れてきたかったー後はなにをはやらせたの?」

『ちチョコレートとバーガーとこっちのパンが当時クソまずだったからバゲットと白パンあとデニッシュとクロワッサン

あとたい焼きあと串カツとハンバーグに炭酸水・・フラペチーノアイス』

「たべものばかりだし・・・バックとかアクセサリーとかは?デパートつくった意味は?衣料品は?」

『そっかーなんか足りないと思ったんだよ俺の服装ってだいたいねーちゃんがコーディネートしてくれてたじゃんだからすっかり忘れてた・・』

「やっぱり・・・・」

『なんかはやってたデザイナーのをいれておけばいいかなーとか適当にしてた』

「はーたちゃんお茶会の会場はどこ?ずっとここにいるけど」

『忘れてた!エスコートしなきゃなぁー』

「「待ってください!その役目俺が!」」

はーちゃんがエスコートしようとしたらまさかのエドワード殿下とお兄からまったがかかり足止めを食らうなぜ同年代殿下ならわかるけどお兄様が競ってるのがわからない。


わたしはめんどくさくなったので笑顔ではーちゃんにお願いする事にした

『さすシス・俺恨まれねー?』

「お兄様のせいで遅れたのですから自業自得ですはーちゃんと話したい事もあったしちょうど良いのよ」

『ねーちゃん』

少し進むとお茶会会場が見えてきた

「すごい本で見たヨーロッパの貴族みたい私自身がないなぁ」

『なれるぜ』

「ふぅん・・・沢山いるね友達できるかなぁ・・あ!あっちの奥女の子が男の子に囲まれてる!」お茶会場の奥で一人の女の子をかばうように立ってる男の子が数名の男の子囲まれてた。なぜか手には剣を持っており一触即発な雰囲気で他に来ていた女の子たちは遠巻きに眺めてるだけだった

「なにあれ・イジメ?」

どこの世界でもあるんだなと思いにふけってると揉めていた集団から剣が飛んできた。ちょうど私の目の前に落ち地面に剣が突き刺さった状態になった

『どうしたんだお前たち?剣など抜くのは王城はタブーだぞ』私は突き刺さった剣をそっと抜き取り軽くぬきとる




『なんでお茶会で剣を抜いてるんだ?』

「そ、それは・・男爵位の癖に侯爵の僕を笑い者にしようとしたからだ!そこの二人が悪い!!」

あまりにもな言い様に引いてしまった・・・

「理不尽ねまず私たちまだ爵位はないはずだけども」

ついい言ってしまった

『ねーちゃん・・・』

「大人げないわね・・・私たちまだ子供、親がいないと何もできない。何そんなにえらいの?剣を持出す程なの?」

そうっ言ってそっと剣を手にする

軽くすぶりをしてみせると虐めてたであろう男の子たちは腰が引け後ずさりしていく

「「クソっおんなのくせに剣なんか扱えるものか!」」

「わからないですわよ・・・わたしは

エトワール辺境伯が娘

アンジュエトワールと申します」

ブンッとかるく素振りしてみせる

「「覚えてろよ!」」

そう言って逃げて行く男の子達は目の前から姿を消していく・まさこっちの世界で聞く事になるなんて

『さすねーちゃん!さっきの素振り剣道だろ?』

「そうよよくわかったわね」

『俺ねーちゃんの試合必ず見に行ってたもん!流石全国1位だ衰えてないあたりさすがだよねーちゃんあの凛とした感じ好きだったなぁ〜』

「あ、あのありがとうございます!お姉様!!」「本当に助かりました僕だけではかの彼女守れそそうになかったので!」

あっという間にまわりで見てたお嬢様たちに囲まれてしまった。「はーちゃんこれ・・・」

「すてきですわぁ」

『ねーちゃんが変わってなくてよかったー昔からこうだったよなーねーちゃんって女性にすげー人気だったし・・じゃない衛兵!』



『先ほ部屋から出て行った男の子10名の身許割り出しを早急に王城で剣を自ら抜いてたなタークスを呼べ』

「お呼びですか?初代様現タークス筆頭カインと申します。お茶会の場での事件でしょうか?」

黒ずくめのスタイリッシュなイケメンはそっと現れたかと思うとはーちゃんの後ろに控えるとこそっとみみうちをする「間もなく身許の割り出しが終わります。陛下にご報告してまいりますその場で即親親子共々陛下に采配いただけるかと。」

「はーちゃん、ここドラ〇〇の世界?それともエ○エ○の世界?まるパクリじゃない?」

『いいだろ〜リアルス○エ○城!どーせ誰もわからないって』

「私はわかるわよ?」「初代様、お待たせ致しました。今回事を最初に起こしたのはドラシュ侯爵の御子息と判明致しました」

『さてとねーちゃんも謁見の間に行こうか・・・巻き込まれとはいえねかかわっちゃったから』

「わかったわよ」

「申し訳ございませんお姉様!」

「そのお姉様はやめましょう?同い年でしょう?」

「っ・・・」

申し訳なさそうに囲まれてた女の子がオロオロとしだすとかばっていた思の子が落ち着かせようとしてる「そこのあなたよく女の子を守りましたね賞賛にあたいします。

そう言ってはーちゃん会を出て行こうとしたら二人揃って頭をさげて 動こうとしない

「何をしてるのですか当時者の貴方がたが来なければ話にならないでしょう行きますわよ?」

「はいっかしこまりました!」

ようやく私とはーちゃんの後ろにそろそろそろとついてくる2人はおろおろ感は抜けきれず挙動不審極まりなかった私まだお茶会に参加できてないんだけど社交もなにもあったもんじゃない!

謁見の間に辿り着くとまだ悪態をついてる自称侯爵のお坊ちゃんが騒いでいた取り巻きみたいなのは静かだったけど『「あいつの親の顔見たことあるな〜なんかやらかしたやつじゃなかったっけ』

「父上!なぜ父上がいながらこんな騒ぎになってるのですか?」

『会場着いたらそんなことになってたんだよ』

かかっこ

申し訳ございせん私達がアスクル男爵が嫡子ロイドアスクルにございます。「娘ルシアアスクルにございます。」この度は騒ぎの一端を担ってしまい誠に申し訳ございません。父上は関わりのない騒にございます。」

「あら双子ちゃんだったわ今気づいたへーそっくり!」

『今気づいた双子ちゃんだったかへーそっくり!』

はーちゃんの感想と私の独り言のような感想がおもわず重なった。

『「姉弟ね」だな』


「確かアスクル男爵領はうちの隣じゃなかったかしら」

『よくおおぼえたな』

「ふふん、任せてよ今の私ってば見た目は子供頭脳は大人!どこぞの名探偵と一緒よ!」

『そーだった』

「はーちゃんまた小学生当たりから始める私すごいとおもわない?ミステリアス幼女になれるかしら」

『ねーちゃんすでにさっきやらかしたじゃん』

「そお?」

『だから御姉様いわれてんじゃん』


「あ、お父様お願いがあります。

アスクル男爵の御子息とご息女私の傍におく事出来すでしょうか』

侯爵相手なら公爵同等の我が家エトワール辺境伯がバックにつけば問題ない。

「あえてかこむかよし我が家とドラシュ侯爵とでは我が家が上、よく覚えたなアンジュしかしアルフが騒がしくなりそうだな・・あアスクル殿如何かな?我が娘の提案のんでくれまいか」


「有り難き幸せ、是非とも我が家が全力でつかえさせていただきます。エトワール辺境伯」


エトワール領すぐ隣アスクル男爵領が微妙な位置だったためにドラシュ侯爵がおこしたらしい。子供にさせるかふつう・・

あ!私お茶会言っ小競り合い?にながれてきなかかわっだけで肝心なお茶会や参加出来てない!








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