4.勉学に勤しむ

 君は勉学に勤しむことにした。

 部活動の勧誘に背を向けて、一目散に図書室へと向かう。

 本来ならば自室で勉強を行うべきなのだろうが、様々な誘惑を振り切れるほど自分の意志は強いというわけではない、高校に入学してなんとなく思い立った――ぐらいの意志ではなおさらだ。


 かくして図書室にたどり着いた。

 人はまばらだ。

 君は教科書とノートを広げて、予習を始めようとした瞬間――背後から声をかけられた。


「おやおや、お勉強ですかぁ?」

 振り向いてみると、ニヤニヤと笑う女の子――クラスメイトの広井さんだ。


「んひひ、チミィ……ガリ勉くんだねぇ」

 その後、ニヤニヤと笑いながら広井さんはこう言った。


11.「せっかくだから一緒に勉強しない?アタシも勉強頑張ってみよっかなー?なんて思ってるんだよね」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555289870474/episodes/16817139555292578484


12.「でも勉強ばっかりだと疲れるからさぁ、アタシと息抜きしようよ」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555289870474/episodes/16817139555292592970


13.「しかし、アナタの学力を上回る圧倒的なデータが私の頭脳には揃っているんですよォーッ!!!さぁーッ!!!私の勝利確率は100%ォーッ!!!死の勉強会を始めましょうかァーッ!!!」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555289870474/episodes/16817139555292599661

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