第461並行世界 ギルド職員奮闘記
「それがねえ、どうも彼らはパーティーで有能な人を無能だと思いこんで追放したんだ」
「普通、そんな勘違いあるのでしょうか? その人達は変な葉っぱでも吸っていたのでは?」
「ギルド職員奮闘記 パーティー追放事案を予防せよ!」より
https://kakuyomu.jp/works/16816927859411514825
●無敵の勇者と聖女
第461並行世界は一般的な魔法が存在する並行世界であり、邪神や魔王と言った超自然の力を持つ脅威にさらされていた。
このとき、赤木鳩美と黒井鋼治が現れて当時の脅威を全て排除し世界を救った。
二人は極めて強力な超自然技能を有しており、また不老化処置も受けていた。
一通りの脅威を排除した後、鳩美と鋼治は冒険者ギルドを設立し、後進の育成に力を注いだ。
二人の戦闘力と不老能力を考えれば、今後新しい脅威が出現してもこの世界の平和を維持可能と思われるが、当人達にとって自分たちだけでは全く戦力が足りないと考えていた。少なくとも、自分と同等かそれ以上の戦闘力を持った人材を何百人も育成する必要があった。
それだけの戦力が無ければ、鳩美と鋼治が考える真の脅威、エンドストームに対抗できないからだ。
●
エンドストームは有機物と機械が融合した未知の戦闘生命体である。これらは最も弱い個体でも、文明レベルが低い惑星ならば数体で殲滅可能な戦闘力を持っている。
エンドストームは自分以外の存在、特に知性を持つ存在を攻撃する本能を有しており、これによって第461並行世界の知性存在はそのほとんどが滅ぼされてしまった。
多くの知性存在がなすすべもなく滅ぼされてしまったが、エンドストームには唯一弱点が存在する。
エンドストームは自分以外の全てを滅ぼす本能を持つが、統率個体と呼ばれる存在がエンドストームの同士討ちを防止している。
鳩美と鋼治はこの統率個体を倒して、エンドストームの同士討ちを発生させ、第461並行世界で知性存在が消滅するのを防いだ。
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