第2話 出発 

持って降り始める。まずい重い。背負い直そうと思ったが、後から続々人が降りてくる。いかん進むしかない。仕方なく変な体勢で降りる。ここからはゴロゴロと転がし楽ちん。JRの階段では最初から背負って上る。山手線は激混み!出発当日に通勤地獄を味わうとは思わなかった。高田馬場では押し出されたまま乗り込めずホームに残される。不安。次のには無理矢理乗り込む。端っこに行けず不安定、トホホ。五反田には8時30分到着。何とか予定通り。駅から近くのブラジル領事館へ進む。おっと4番目。こりゃすぐかな?と思っていたらそうでもなく、9時にようやくビザゲット。今回ビザに泣かされた!五反田から再度山手線に乗り日暮里へ。ここでも通勤地獄。やっとの思いで日暮里到着。10時05分発のスカイライナーの券を買う。しばしホームで休憩。9時半出発で11時頃成田空港に着く予定だから余裕あり。スカイライナーはとっても楽ちん!朝は何だか苦労したなぁ。乗客も多くなく、荷物は隣の席に置く。成田に行くのは5年ぶりぐらいだ。予定通り成田に到着。旅行保険に入っていなかったので、その加入手続きをとる。14,000円なり。そしてすぐチェックインの列に並ぶ。3時間前から手続き開始。しかしそれよりもちょっと早く作業が始まる。並んでいる間にカメラやストレージデバイスを小さなリュックへ移しておいたので、バックパック本体はこのまま預けられる状態。アメリカは厳しくて一度開けて中を全部調べると言われバックを開ける。怪しいものはありませ〜ん。

 チェックインのカウンターでお姉さんに非常口の隣の席をリクエストして窓際をゲット。この席は前に席がなく足を伸ばせて嬉しい。ただし非常の際には係員に協力しないといけないので英語力が必要で機内でそれを聞かれるとの事。言われた通り英語が分かるかすぐ聞かれたので積極的に協力すると答え無事クリア。希望の席に収まる。高校時代に覚えた英語が役に立っている!横に窓はなく斜め後ろの窓を見ることとなるが足が伸ばせるのでこれでよしとしよう。前日寝ていないのですぐ寝てしまいいつの間にか離陸していた。隣の女の子にもたれかかってしまい押し返される。通勤電車じゃないのに何やってんだか。ご飯のメニューを見てみるとパスタとチキンがあり美味しそうなのでチキンにする。チキンは熱々でうまいが、しかしその下にあるご飯が今まで食べたことのない味でどうにも---

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る