エイルのレビューを書いた面白い作品達を埋もれさせない！！ヽ(^o^)丿スコップエッセイ

エイルのレビュー １９作目

　タイトル　犬憑き

　作家様　　湾多珠巳　様

　アドレス　https://kakuyomu.jp/works/16817330654049748135

　エイルの以下レビューになります。

　レビュー日　２０２３年３月２１日

　見出し　人の思いを否定することなかれ

　内容

　ある僧侶の昔語りだけで構成されていますが、だからこそ客観的にそして一部推測を含みつつ物語は進みます。

　リアリティある設定と見事に集めるヘイトは素晴らしい現代ドラマです。地獄へ落ちろ！！そう思わさせられます。

　そこから始まるホラーなスッとする気持ち良い復讐とラストの驚きの展開をぜひお楽しみ下さいませ。

　人間は皆友達、仲良く平和に暮らすべきだ。罪を憎み人を憎むべからず。それは理想でしょう。

　ですが現実はそんなに甘くない。人間はそんなに優しく出来てはいない。出来るならこの犬憑きをしたい人は多いでしょう。

　そんな感情を肯定し受け入れ認めた先に、人間は何を選択し何を考えるべきなのか、何が正しいのか、愛とは？幸せとは？ぜひとも読み終わったら考えてみて下さい。

　もうちょっと紹介とかします。

　さてレビューに詰め込んだので何を語りましょうか？

　湾田珠己　様の作品ということもあり、作り込まれた設定は健在で、途中までのリアリティは素晴らしいの１言です。そして見事にヘイトを集めて行きます。

　完全に地獄へ落ちろ！！そう思いました(´・ω・｀)

　とことん我慢し限界を越えた先から始まる復讐はざまぁではなくホラーでしょう。ですが、仕方ないよな。スッとするのも事実です(≧∇≦)b

　本当に怖いのはモンスターや魔物などの化け物ではなくて人間と思うエイルですが、まさに人間の感情が最も恐ろしいのでないでしょうか？

　自分の良くないとされる感情を受け入れてこそ、高い自己肯定感は得られると思いますがさて、受け入れてその先の選択は何がよいのでしょうか？