第14話  自殺について

 戦争をしてる国家とは、自殺率が低いという。


 20年ほど間に、ある本で毎年3万人以上自殺者が出てる、この日本という国は異常だ!・・・、と書かれた、方もおられたが・・・。


 これも皮肉ひにくで、非常に逆説的だが、日本は戦後77年間「平和」だったから、自殺率が高まったともいえるかもしれない。


 確かに、今のウクライナで自殺してる余裕(?)は無いように思える。


 往々おうおうにしてこういうこともあるのだ。


 例えば、いわゆる指定暴力団などのアウトロー組織は戦前は、あまり問題にならなかったという。


 なぜなら、この日本という国にも「軍隊」があったからだ。


「正しい」という事は中途半端になりづらく、「悪い」という事は中途半端になりやすいので、アウトロー組織は「生きる」にせよ「死ぬ」せよ、軍隊に比べれば半端になってしまうのであったからだという。


 ただ、二・二六事件のように「軍隊」が「暴力団」みたいな事件を、起こした例もあるので、一概いちがいになんとも言えないのだが・・・。


 ・・・これも、どっちが真理か?






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