アイドル生活相談スペース①~がおー!相談会をやってみたら、意外な相談もきちゃいました。こういうのって、恋愛相談ですか?~
第10話 「がおー!」 この日、アイドル候補生ヒナは、シ〇・ゴジラになりました。いや、いや、いや。ウソですよ。AIって、どこまで役に立ちそうですか?
第10話 「がおー!」 この日、アイドル候補生ヒナは、シ〇・ゴジラになりました。いや、いや、いや。ウソですよ。AIって、どこまで役に立ちそうですか?
「タ、タ、タ、タ、…」
わかった?
AIなら、スルー。
「これは、何も問題がないな。削除は、しないでおこう」
AIなら、そう判断するでしょ。
だろうね。
タ、タ、タ、タじゃ、怪しく見えないよ。
でも、これに、こんなコメントが、続いちゃっていたら?
「ヒ、ヒ、ヒ、ヒ…」
もちろん、これも、AIはスルー。
「これも、削除しなくて良い」
そう、判断するだろうなあ。
でも、本当に、それで良い?
じゃあ、ここに、こんな言葉が続いちゃっていたら?
「ネ、ネ、ネ、ネ…」
これらをつなげてみたら、こう、読めるんじゃないの?
「死ネ、死ネ、死ネ、死ネ…」
AIじゃあ、この判断はできないな。
人間だって、世代によっては、こういう考え方ができないよ。
1つのコメントを見ただけでは、問題には気付けない。続けられたり、大量に投稿されると、傷付けられちゃうけれども。
「かわいくないぞ!」
この一言だけだと、こう言っているようにとらえることもできる。
「君は、本当にかわいいって言われるように、がんばろう!まだまだ、これから!本気にかわいいって言われるようになろう!応援、しているよ!」
でも、さ…。
このコメントが、大量にきちゃったら、どう?
「かわいくないぞ!」
「かわいくないぞ!」
「かわいくないぞ!」
「かわいくないぞ!」
「かわいくないぞ!」
このコメントを受けとった子は、へこむよ。泣いちゃう子が出たって、おかしくないんじゃないか。
これが、ヤフコメ問題でもあるわけだ。
「おお…!」
「ねえ、ヒナお姉ちゃん?」
「あ、ごめん。何?」
「で、どう思うの?」
「私たち、中学生女子も、考えさせられます!」
「そう?」
「がおー!」
「ほえてるし…」
この日、アイドル候補生ヒナは、シ○・ゴジラになりました。
秒で、戻ったけれど。
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