アイドル生活相談スペース①~がおー!相談会をやってみたら、意外な相談もきちゃいました。こういうのって、恋愛相談ですか?~
第9話 ヒナたち、アイドル候補生たちも、似たようなことを経験済み。ヤフコメのコメント問題を考えると、たくさんのストレスがあるってわかりそうだぞ。
第9話 ヒナたち、アイドル候補生たちも、似たようなことを経験済み。ヤフコメのコメント問題を考えると、たくさんのストレスがあるってわかりそうだぞ。
元々、ヤフコメのコメントサービスが作られたのは、こういう思いがあったからなんだよ?
「読んだ人に、多様に、意見をもってもらいたいから」
わかる。
けど…。
ああ、実際は…。
「悪口とか、書かれちゃう」
私たち、アイドル候補生も、似たようなことを経験済み。
私たちは、ステージの客席に、自由ノートを置いたものだ。思い思いの感想を、書いてもらえるようにと。
多様な意見を、聞きたかったからねえ。
でも、社会はキビシイ!
「がんばれ!」
「そのかわいさを、忘れないで!」
「応援、しているからね!」
そう、書いてくれる人もいれば…。
悪口コメントを書いてくる人だって、いた。
「かわいく、ないんだよ!」
「中学生だろ?こんなことしていないで、早く帰って、勉強しろよ!」
「君たちの生き方は、自己満足レベル!」
「今は良いかもしれないけれど、おばあさんになるまで、続けられるの?」
「無理」
悪口コメントのほうが、良いコメントよりも多かったんじゃないか。それだけ、皆のストレスがたまっているっていうことなんだろうけれど。
つらいコロナ禍、だもんなあ。
ヤフコメも、こうして、悪口を書かれるノートになっちゃっていたわけか。
こういうときに、活躍するのが、AI。
ヤフコメでは、AIが、チェック。差別だ、暴力的だって判断できたら、自動で、コメントを、削除してくれるんだっていう。
AIだけじゃなくって、人間の目にも監視させるっていうから、本格的?
うらやましいよ。
私たちアイドル候補生たちには、そんな予算はありません。
「でもね、ヒナお姉ちゃん?」
「はい?」
「これって、しょっぱいんだよ?」
「はい?」
へえ。
そうなんだ。
こんなコメントが、あったとする。
「タ、タ、タ、タ、…」
これ、大問題!
なぜか、わかりますか?
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