カク人たちへの13の質問

 自主企画「カク人たちへの13の質問 https://kakuyomu.jp/user_events/16818023213134238037 」へ回答してみました。


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【質問1】

 まずは、ペンネームを教えてください。また、そのペンネームの由来を教えてください。


 →五色ひいらぎ(ごしきひいらぎ)

 二次創作で書いていた頃のペンネームが「イワシ」に関連するものだったんですが、それとペアにしようと「ヒイラギ」に関連する名前にしました。節分の「柊鰯ひいらぎいわし」からの連想ですね。ゴシキヒイラギという柊の品種があるそうです。

 ただ、その後二次創作は完全にやめてしまったので、セットで運用することは結局なかったのですが。



【質問2】

 あなたが得意としているジャンルはなんですか?


 →得意かどうかはともかく、書いていて楽しいジャンルで回答しますと以下の4つです。

 ・異世界ファンタジー

 ・SF

 ・エッセイ・ノンフィクション

 ・歴史・時代・伝奇


 うち、現状で結果が出ているのは異世界ファンタジーとSFですね。

 ただ、いわゆる「Web小説的な」異世界ファンタジーは苦手です。

 転移とか転生とかしない、ゲーム的要素もない、ちょっと固めのやつが好きです。



【質問3】

 あなたが書く小説の長さはどういったものが多いですか?


 →短編 (4,000~40,000字)

 長編も書きますが、書きやすいのも好評を得ているのも主に短編サイズですね……。

 短編に慣れると、だいたいのアイデアは短編サイズにまとまってしまうので、長くするのに苦労します(苦笑)



【質問4】

 あなたが小説を書く上で最も意識しているのは何でしょう?


 →正直、選択肢にあんまりピンとくるのがないんですが、強いて選ぶと下記ですかねえ……。

 ・読者の期待を裏切る展開

 ・心情描写

 ・地の文の分かりやすさ

 ・その他:「自分が書いてて楽しいこと」


 基本的には「一読で文章の意味が通り、かつ辻褄が合っていること(地の文・台詞問わず)」「なんらかの驚くようなアイデアがあること」「なにより自分が書いていて楽しいこと」を意識していると思います。



【質問5】

 一人称視点と三人称視点、どちらの方が書きやすいですか?


 →「一人称しか書かないマン」を自称しているくらいの一人称好きです。というか三人称あんまり書きたくないです。

 といいつつカクヨムコン9参加の長編では「一人称『俺』だと幼さが出る」との指摘から、一度完結後に全文丸々一人称から三人称に書き直すということをやりましたが……(つらかった)

 ちなみに三人称書きたくない理由は、過去に語った文から引用しますと以下のようなものです。


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 自分的に「客観的な世界」の存在をあんまり信じていない、というのも理由の一つとしてあります。

 人間に見えてる世界って主観ベースのものなので、主観の色がついた状態で描き出したい、という欲があるようです。

 というか三人称って、作中に登場人物たちのものでない(=作者の)主観が入り込む感じがあって、それがどうにも気持ち悪いんですよねえ。


 具体的に説明しますと。

 地の文で『美しい女が立っている』と書いた場合、一人称だと「美しい」と感じているのは話者主観だと明確にわかりますが、三人称だと誰ビジョンで美しいと判定されているのか謎です。その世界にいない誰かの主観が入り込んでいる感じがあって、それがどうにも気持ち悪いです……。

 作者の主観はできるだけ作中から排除したい、という欲求もあるようです、自分的に。

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【質問6】

 小説を書くというアウトプットの為に、あなたが必要としているインプットはなんですか?


 →なし。なにも必要としていません。なんか勝手に話が湧いてきます。

 インプットなしで書きまくれる理由、自分自身でも長いこと謎だったのですが、下記の黒歴史エッセイでいったんの結論に至りましたのでよろしければ(とても痛々しい内容ですのでご注意を)

「UNSEEN ENTITY/しょうたいふめいのそんざい」 https://kakuyomu.jp/works/16818023211831806763


 話を生むためのタネということではなく、小説本文を作成するために必要な情報ということでしたら、ネットや本等の参考資料は常に必要です。関連諸情報を毎回検索しまくりますし、料理を出す時はまず参考レシピを検索して作り方を調べます。



【質問7】

 今までに何らかのコンテストに参加した事はありますか? また、受賞歴はありますか?


 →基本的に公募勢なので、投稿サイトのコンテストもクローズドの公募も、両方いろいろ参加しています。

 受賞歴は今のところ以下の4つです(新しい順)。なお、どれも短編なので単著出版には至っていません。

 ・カクヨム「カクヨムWeb小説短編賞2022(カクヨムコン8)」エンタメ短編小説部門短編賞

 ・集英社WebマガジンCobalt「氷河期小説賞」大賞

 ・集英社WebマガジンCobalt「ディストピア飯小説賞」入選

 ・ノベルアッププラス「クトゥルフの呼び声短編コンテスト」入賞



【質問8】

 ネット上にアップロードした作品へのアクセス数を増やす為の工夫や努力は何かされていますか? こんな事をしているという具体例があれば教えてください。


 →投稿・更新をした時は、少し時間をずらして近況ノートで告知しています。

 X(旧Twitter)と、ときどきタイッツーでの投稿・更新告知もしていますが、アクセスに繋がっているかは疑問です。



【質問9】

 今までにあなたが書いた一話完結ではない作品の、読者の完読率はどの程度だと思いますか? 作品毎に違うと思いますが、答えられる範囲でお答えください。


 →私は短編も大抵は数話構成で書くので、そちらも併せて調べたところ以下の通りでした。

 短編(3~4話構成): 約64%~92%(話によってかなりばらつきます)

 長編(本編44話): 約14%



【質問10】

 これまでにあなたが書いた作品の中で一番の自信作を教えてください。もちろん、その作品のURLは添付してもいいですし、しなくてもいいです。


 →最新長編の「神の一皿は勝利を約す https://kakuyomu.jp/works/16817330665296361261 」で。

 カクヨムコン8短編賞受賞作と迷いましたが、1年を経て自分の力もパワーアップしていると信じて!



【質問11】

 その自信作のこだわりや、その自信作を書いた時の苦労話をお聞かせください。


 →話の新奇性は「料理魔法で戦う」部分ではあるのですが、メインはあくまでブロマンス的な関係性なので、人間関係が主、料理要素は従、というバランスは崩さないようにしました。

 苦労したのは主に、バトル回の戦術的な部分や政局要素を考えるのに苦労したのと、完結後の改稿ですね……戦術や政治は普段関心がない部分なので、攻城戦など特に苦労しました。改稿については、質問5でも書きましたが「一人称『俺』だと幼さが出る」との指摘から、一人称で一度完結後に全文丸々三人称に書き直すということをやりました……つらかった……。



【質問12】

 これまでにあなたが書いた作品に登場させたキャラクターの中で、最もあなたが気に入っているキャラクターは何という作品の何という名のキャラクターですか?(最大5キャラまで)

 その作品のURLは添付してもいいですし、しなくてもいいです。

 また、そのキャラクターのどういった個性が気に入っていますか?


 →5人も出すと主要作の主役級がほぼカバーできてしまって面白くないので、あえて1人に絞ります。


 ・レナート・ランベルティーニ(登場:「笑顔のベリーソース」およびサイドストーリー群 https://kakuyomu.jp/users/hiiragi_goshiki/collections/16816927861260880724

 自分の能力への絶対的な自信、国王への篤い忠誠心、皮肉屋でありつつも実直な人柄、そして主人公ラウルとの「相方でありライバルであり絶大な信頼で繋がっている」関係性など……自分で言うのもなんですが、短編でありながら奇跡的なまでにキャラが立ってくれたと思っています。

 ラウルと並ぶと、二人の間で無限に話が湧き出てくるような感覚があります。



【質問13】

 読者の皆様への一言をお願いします。


 お読みくださりありがとうございます。

 カクヨムに来てそろそろ2年、徐々に知り合いも増え、活動も充実してきたように思います。

 今後も、基本的にはコンテスト合わせで書くことが多いと思いますが、あたたかく見守っていただけましたらとてもうれしいです。


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 以上、長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!

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