航海第二十七日目 迷夢

(平成11年10月6日〔水〕曇り 学校休んだ)

 目を覚ますと、あの大男への怒りが甦ってきた。このまま、黙っているわけにはいかない。

 私は大男のところまで行くと、寝ている大男の頭をメイスで破壊した。

 これで、今日の課題は終了したので、眠りにつくことにする。


 さて、夢を見た。


 私はオリに入り、ライオンに監視されている。

 私は骨を食べているが、ライオンは肉を食べている。

 そのことが妙に優越感を与えてくれる。


 私は有頂天になり、ライオンの頭を叩き、奴をバカにした。

 すると、ライオンは怒り、私を一飲みにした。


 目が覚めた。

 そもそも、私には目的がないのだ。そうだ、このゴミ箱世界からの脱出、それを目的にしよう。


 そういうわけで、私は旅を始めた。

 目的地は外世界。どこにあるのかはわからない。だが、絶対に辿り着けることを疑ったりはしない。それが“漢”というものだから。


 それはそうと、私はある村に着いた。どうやら、祭りの最中のようだ。


(二十八日目につづく)

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