言葉選びにセンスを感じました。「幸せでした」のルビ振りに「おぉすげぇ...」と思わず声が出てしまいました。
ゆるく書いていきます。更新は不定期ですが、大目に見てください。
夜空を彩る花火は、一瞬の美を持っている。しかしその数秒に刻まれた記憶は、一生の価値を持っている。それは一瞬が生み出す永遠の時間なのだ。主人公は永遠を生きる中で、刹那の恋をした。その恋は彼の…続きを読む
無表情で、感情表現が下手な美男子。「名前を思い出せない私」は、そんな彼とふれあって、「私」も、彼の優しさを、彼も、「私」の優しさを、ゆっくり、好ましいと思っていく。心が、触れ合う。で…続きを読む
廃村で目覚めた自分の名前も分からない記憶喪失の「彼女」の前に、「無表情な彼」が現れた。彼女は三百年前にこの村で亡くなっていて、幽霊のような状態になっている。そんな彼女を成仏させる任務で訪れた彼との、…続きを読む
これだけでも十分に楽しめるが、ぜひ同作者の「平成~」の方も読んでもらいたい。この物語は、そこへと繋がっていく。彼も彼女も互いを思い、思いながら別れ行く。そこに僅かにでも触れられたことを作者に感謝し…続きを読む
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