第7話 たっくんと材料調達♡

あお「たっくん、体育祭お疲れ様」

たく「おう。ほんで、なにしたいんだよ」

あお「ホームセンター行こっ。ぽんぽん作りたい」

たく「家にあるだろ大量に!!まだ欲しいんかおめぇは!」

あお「むぅ、たっくんのケチ」

たく「ったく・・・」


うちはたっくんにそういってホームセンターに行くことにしたの。だって、たっくんはホームセンターの店員さん。スズランテープの場所なんて、分かってるはずだもん♡そしてうちはたっくんにこういった。


あお「ここいきたーい!」

たく「俺のバイト先じゃねぇか!!!」

あお「ここ以外だと15km先だよ?」

たく「しょーがねーなー・・・」


なんだかんだそう言ってハーフアップを作ってからホームセンターへ行ってくれるたっくん。かっこいい・・・♡


それにしても流石天川市で一番大きいホームセンター。大きすぎてうちはここに来るといつも迷子になりそうになるの。


あお「ぽんぽんの材料になるすずらんテープってどこに売ってるの?」

たく「3階の文具売り場だったかな。1階が資材館。パイプとか、木材とかね。それで2階が工具とか大工関連。俺らが行くのは3階の生活用品コーナーだよ。壁側左、127番通路にすずらんテープは置いてある。この前俺店長とか関係各所に土下座してすずらんテープを運動会とかでよく使ってるものに変えてもらったけど、まさか愛央が買うなんて思ってなかった」


たっくんはそう言って3階に上がっていった。なんでも昔、うちはここで迷子になったことがあるんだって。広すぎて。今はたっくんがここで働いているから、迷ったときは近くの店員さんにたっくんを呼んでもらってるの。でも今日はたっくんが手を繋いでくれてる。うちのチュールスカートも少し持って、階段で転ばないようにしてくれた。


あお「ありがとう。お兄ちゃん♡」

たく「ばか。あんまお兄ちゃんとか言わんといて。俺ここの人たちに半分遊ばれてるようなもんだから」

店長「おっ、ふたりとも。来たんだ」

たく「お疲れ様ですぅ。いやぁ、うちの愛娘でチアリーダーの愛央ちゃんが作りたいもんあるってゆーて、そんで材料買いに来たんですよ」

あお「たっくんに甘えたら渋々だけど来てくれたの!体育祭の応援をしたあとだから疲れてるかなって」

店長「そうなんだね。あ、匠くん来月のシフト出した?」

たく「俺店長の目の前で書いて渡しましたやん」

店長「あ、わりーわりー。あとでシフト送っとくねー」

たく「はいーんじゃ、俺ら買い物して帰りますわ」


そう言ってたっくんは3階127番通路にうちを連れてってくれた。色は24色あるんだって!


あお「どれにしようかな~」

たく「うっわー、赤と青残1かよ」

あお「じゃあ赤買う!かわいいもん!」

たく「あっそ」


たっくんはなんだかんだ言って買ってくれた。その帰り、たっくんに甘えてアイスを買ってもらったの♡


あお「おいしい!」

たく「うんめーか?」

あお「うん!たっくんありがとっ♡」


そのあとうちは家に帰ってスズランテープを巻き、ポンポンを作り上げたの!これでたっくんを応援するぞ〜♡

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る