第3話 幼少期

ある時の朝の話しまみ子は相変わらずたまに家にいる男【父親】と6畳の和室に置かれたブラウン管のテレビを一緒に見ていた

父親は横になり腕を枕のようにしながら朝のニュースを真剣に見るわけでもなく

ただボーッと眺めていた

まみ子は壁にもたれながらそんな父を見ながら朝ごはんが出てくるのを待っているが2人に会話はない それが普通の我が家だった

朝ごはんを作る音が台所から聞こえては来るがのんびりした性格の母親には時間を気にする様子もなくトントンと包丁の音が聞こえている

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る