第5話「くそまろ☆爆誕」
むか~し、むかし、ある所にいびきのウルさい女がおったそうな。
その女は、寝相も悪く、いつまでも『グーゴーグーゴー』と寝ておったそうな。
さすがに、起きて貰わないと朝食が片付かないと、起こそうとしても『チッ』と舌打ちをして、こちらを威嚇するのじゃった。
「あ~ダリぃ~、てか起こすんじゃねーよ。ぶっ〇すぞ」寝起きは最悪、鬼よりも凶暴じゃったそうな。
「麻呂は、腹が減ったぞよ。オイ!飯はまだか?」
「てめーの目の前にあんだろが!」
「え~、冷めてるやだー。麻呂はあったかいご飯しか食べとうない」
「人がせっかく、朝から作ってんだ、さっきから文句ばっか言いやがって、そんなん、自分で温めろ」
「やだー、麻呂にきな粉牛乳作ってよ~」
「さっき、から『まろまろ』うっせーな~、麻呂ってなんだよ!おじゃる丸か?」
そう言いつつ、スマホでwikiってみたそうな。
麻呂:公家などが使用していた日本語の古い一人称。
「お前の何処に公家要素があんだよ?」
「あっ?きな粉牛乳作んないなら、ちょっと黙ってくんない?麻呂の健やかな朝が、ノイズぃ~な気分になるから」
「あっ?おめぇ、どこの宮家だよ?」
「ちょっとwwおめぇ、どこ中だよ?みたいな言い方で言わないでよ。ウケる~www」
「黙れ!くそまろ!!」
「あっ?お前、今なんっつった?」
「いいから、くそまろ、はやく食え!洗い物が片付かないんだよ💢」
「くそまろって、語呂良き良き、良きに計らえwwwもぐもぐ」
こうして、くそまろが誕生しましたとさ、めでたしめでたし。
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