藤木邸殺人事件 解答編
犯人は藤木憲武である。
まず犯行時刻に健次郎以外の人間は一階にいた。また健次郎はエレベーターを利用しない。故にエレベーターが二階で止まっていたということは、ワゴンと真知子が一階に戻った時間以降に階段を降りることができる人間が二階に行ったということだ。この時点で妙は容疑者から外れる。
そしてこの事件は密室殺人ではない。仕事を終え部屋から出てきた健次郎を襲い、腹部を刺しとどめに背中を刺した。襲われた際健次郎は室内に逃げ込んだため部屋の外側のドアノブと床に血が付着した。その後室内の遺体を引きずって廊下に出し、室内から廊下に逃げ出したように見せかけたのだった。女性の里美と真知子には男の死体を引きずって運ぶことは不可能だったため憲武に絞られる。
しかし部屋の内側のドアノブに血をつけ忘れたり、エレベーターに乗ってしまったりとお粗末な犯行であった。
終
木田家ホームパーティ殺人事件 天洲 町 @nmehBD
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