第7話 迷いの森

「ねえねえ。あれ、きれーね。ぴかぴかで星みたい」

 寒々しい常緑の巨森に不釣り合いな幼い声が響く。あどけなくて、のんびりで、穏やかな声色だ。声の主であるその子供は手持ち無沙汰になっている右手で宙を指す。

指さす方角に手をつないで歩いていた友は視線を巡らせる。

「ほら、あれ」

 ゆっくりと微笑んで、友に子供は言う。子供が隣に視線を動かすたびに赤みがかったきめ細かい黒髪が揺れ、その線の細さは実に子供らしい。紅玉石ガーネットレッド色の瞳は潤み疲れた様子で、微笑と言うほどの儚さを垣間見る事ができた。短く切りそろえた髪の一房を伸ばし、髪飾りで止めているので、一見童女のようだが服装はメア地方でよく着られる男ものなので男児であることがわかる。

 手をつなぎ歩く子の服装は女児のものだが、肩までに切りそろえた栗色の髪と同じ色した瞳は子供らしい、あどけなさと明るさを持っており、男の子のようにも見えた。

「なにも見えないよー」

「見えないの?おかしいなあ。こんなにいっぱいいるのに」

 少年は周りに目を配らせる。くすぐったそうに首筋に手を回したり、足を上げたり…。さも何かが、彼の周囲に"いる"仕草をする。少女には少年が嘘やお芝居をしているようにはとても見えなかった。それに幼なじみの少年が嘘をついたりしないことはよく知っている。だが、見えないものは見えない。それが彼女の率直な気持ちだった。

 夕暮れ時に近づき、いよいよもって暗くなる森は鬱蒼とし、生物の声を死滅させているようだった。昼、森に足を踏み入れた時には想像もしなかった暗さは、足下の視界を今にも奪いそうである。現に何度も木々の根たちに足を取られ転びそうになっていた。己の歩く道すら正確に把握できない暗さの中のどこに“ぴかぴか”したものがあるのだろうか。

「いないよぉ。ねえ、それよりはやく、おうちに帰ろうよ。せんせいもおじさまたちもきっと心配してる……」

 口に出すとありありといつも優しい親代わりの人たちの顔が浮かんできた。後見人も養父たちもきっと心配していることだろう。心配性の義父は大騒ぎかもしれない。

幼いながらに少女はこの状況を理解していた。

「うん。ぼくもはやく帰りたい」

 少女がそう言うのに合わせて少年も頷く。目が潤むのを堪えるように鼻をすすった。子供たちの気持ちを知らぬふりして、夜闇を吸い込み始めた森はいよいよもって木の葉の揺れる音すらしない。

 音のない森は子供たちにはとても耐え難いもので、今にも心細さと不安で泣きたかった。しかし、少年は何度も何度も堪え、少女に見られぬように涙をぬぐった。彼女だって怖い筈なのに泣いていないのだ。自分が泣くまいと気を引き締める。

「きっと、もうすぐだよ。がんば―― ?!」

 必死で自分を元気づけようとしてくれている少年は途中で言葉を止めてしまった。

せきくん、なに?」

 大きな瞳を見開いて周囲を見渡しだした隻に少女は鼻をすする。少女が怖いのはこの暗い森でも道に迷った事でもない、幼なじみがふと「何もない空間」を見ている時だった。自分には見えない何物かを見る隻を見ていると自分の事は忘れてしまったのではないかと不安になってくるのだ。、

「隻くん……。ねえ、まだ何かいる?」

 だから自分の事を覚えているのだろうか……。

 試したくて、確かめるように手を引いてみる。

「ゆづちゃん。あっち、あっちに行けばほうろうに帰れるって!」

 隻は嬉々として言った。森は闇を十分に吸い、隻がゆづと呼ぶ少女にはもはや間近にある彼の顔と己の足下すらもうっすらとしか見えない。こんなでは歩くことさえもままならないし、自分達住む街がどの方角かなど、わかりやしない筈だ。なのに隻は核心を持って続ける。

「“みんな”が案内してくれるって!」

「え?うん……?」

 その"みんな"は何かと、ゆづ……遊月ゆづきは隻に問いたい気持ちが胸の内に過ったが、それよりも早く家に帰りたい気持ちが勝った。

 それに、以前から隻は森には何かがいるようなことを言っていたが、それが何かを隻自身、明確に分かっているわけではないようだった。誰もが避ける神隠れの森で、この森を安全に導いてくれるのが"みんな"であることしか、隻も遊月も知らない。

 遊月は、隻に手を引かれるまま「見えない」何かに導かれるままに歩いた。

「道、でこぼこだから気を付けてね」

 子供がてらに気を遣う隻の様子が絵本で見た騎士のようだった。

「うん。ありがとう」

「えへへ」

 一瞬照れ隠しに笑う表情だけは見えたような気がした。

 お互いを勇気づけ合うように繋いだ手を握ると「光」を頼りに歩き出す。次第に数を増していき、あたりを皓々とてらす光の大群が声なき声をささやく。声が更に不安を拭ってくれるように感じ、隻は心の中でお礼を言った。あどけない優しい声は森中に響いたのを彼らは知るよしもない。


◆◇◆


 隻が王都メアでの仕事を終え、帰路についてから三日目の夜明けが来た。

 神隠れの森を抜けた所にある小高い山からは見慣れた風景であるホウロウ街が眼下に広がっていた。ホウロウ街を覆うように連なる山々は濃紺色で、山際だけが陽光に照らされ、稜線を露わにしている。街にはまだ朝日は届いていないが、時期に届くだろう。街の外には人気はさほどないが、オレンジの屋根から突き出たいくつもの煙突からは煙が漏れ、朝支度が始まっているようだ。街の中央にある大教会から朝一番の鐘が鳴る。

 いつも通りに見慣れた生まれ育った街の朝の様子に、隻は嬉しくなった。

 森にいる間は“彼ら”が道に迷わぬように彼の足下を照らしささやくように、街の明かりはその先の道標のようでとてもよく似ていると、隻は一仕事を終え、森を抜け、街が見える場所に立つといつも思う。

(思ったより早く帰られたなあ)

 メアからホウロウへの馬車や徒歩では早くても片道七日はかかるところを、その半分で来てしまったのは間違いなく“彼ら”のおかげであることを心得ている隻は、真後ろにある森を振り返り見る。出てきたばかりのせいでまだ木々の影に見え隠れする“彼ら”……光の玉はふわふわと漂っていた。

「ここまで連れてきてくれて、ありがとう。助かったよ」

 にっこりと穏やかな笑みを浮かべると対応するかのように光はうっすらと星が陽に飲まれるように消えていった。それはいつものやりとりで、誰もが迷う森を案内してくれる彼らへの隻の幼い頃からの習慣だった。他者が見れば大層奇怪な様子に見えるだろうがそれを咎める者は今ここにはいない。何も気にすることなく隻は森を背に、丘から街道へと入って行った。目指すは、街のはずれ、緑の丘々の間にある我が家である。


「あれ?隻くん、いつ帰ってきたの?」

 幼なじみである遊月から最初に出てきた言葉はそれだった。

「さっきだよ。おはよう、遊月」

 夜が明けて街とその一帯に朝の光が届ききった頃、隻は勝手知ったる我が家の居間で朝食を口にしていた。母・花南かなんが用意した暖かなクリームスープを硬いパンに染みこませてほおばる。いつもは隣の教会を住まいとしている幼なじみなのだが今日は隻の家に泊まっていたらしい、客室がある二階から降りてきていた。

「おはよう。」

 眠気が取れないようで何度もあくびしながらも挨拶をする。

「花南おばさまも、おはようございます」

 花南は居間から台所に立っており、そこから笑顔を返してくれた。

 パンを焼く、香ばしい暖かな香りが流れて来ている。香りの流れにそって回りを見れば、出入口の扉には乾燥花のリースが飾られている。入口の他にも居間にはメア産の織物が壁に、暖炉の棚には珍しい貝殻の装飾が置かれ、その真上にはやや古めかしい造形をした大剣が飾られていた。柄部分には大きくメア王家の紋章が刻まれている。儀式用で人に向けられることの無いそれは花や淡い彩りの壁布に妙に合い、暖かさを保っていた。

 そんないつもの幼なじみの家が遊月は大好きだった。遊月は隻の前の椅子に座ると、朝食を摂る幼なじみを、頬杖をついて眺めた。

「何か嬉しいことでもあった?遊月、すごく嬉しそう」

「ん~?そっかな?隻くん無事に帰ってきてよかったなあ。って思ってただけ何だけど。あ!あたし、一度教会に戻ろ。着替え持ってくるの忘れちゃった!」

 唐突に言い出す遊月に隻は驚きもしなかった。

「じゃあ、上着、着ていきなよ。まだ外は冷えるから」

 遊月が住まい兼管理をしている教会は、隻の家の隣である。距離もさることながら、人影も少ない街外れなので、就寝着のままでも外聞は憚られないだろう。

 雷か空路がいれば「最初から持ってこいよ」と突っ込む所なのだろうが隻は気にした様子もない。彼女が座る椅子の背に掛けてあった自分のコートを渡し、送り出す。

「うん、ありがとう。わー、あったかい」

 嬉々として言うが早いか遊月は外へと出ていってしまった。隻が手を振ったのも気が付いたかは不明だ。

「あら?遊月ちゃんはもう帰ったの?」

 遊月とすれ違いに花南が部屋へと入ってきた。

今日はいつものストールを肩にかけ、灰色がかった白を基調としたエプロンドレスを着ており、彼女の赤銅色の長い髪と品の良い顔立ちを際だたせていた。

「うん。でも、またすぐ来るよ」

 遊月の住まいである教会は家の裏手で、隔てるのは生い茂った藪と塀代わりに連なる木々だけだった。もともと、教会とこの家は一人の牧師が所有していたのだが、彼が亡くなった後、教会と家は彼の甥である花船かぶね漱舟そうしゅうに渡され、今は漱舟の所有となっている。そして、教会は先代の養女であった遊月が住んでおり、今は教会としての役割はほとんどなくなっていた。

 遊月とは幼なじみであるが、生まれた頃から共におり、家族と言っても同然だ。故に、遊月は気軽に自分の教会と隻の家を行き来している。

 仕度が整えば、遊月が共通の仕事場であるホウロウ街の運び屋所に行こうと隻を誘いに来るのはいつもの事であった。それに気紛れな彼女が突然帰るのは今に始まったことではないので花南も気にはしていなかった。ただ、

「でも、朝食は食べていけばよいのに……」

 料理を人に振る舞うのが好きな花南は少し残念そうにぽつりとこぼした。



「陛下や花船様はお元気にしていらした?」

「禅や花船伯父さんの隊の人たちも元気だったよ。みんな、母さんによろしくって」

 窓から弱いが暖かな日差しが部屋に入り込んできた。東雲色の空がとても美しい。

「そう。陛下は他にも何かおっしゃってなかった?」

 優しい笑みを浮かべ、隻の前に食後のお茶を差し出すと花南は向かいの椅子に腰をかけた。

「……」

「どうしかしたの?」

 お茶に口をつける寸前で手が止まってしまった息子に花南は首を傾げる。

「母さんってすごいね。何で白銀様が他にも言っていたって分かるんだろう……?」

 白銀には時々仕事で会い、会話はするものの、実際隻が彼と話しをすることと言えばわざわざ取り立てて母に言うことのない会話ばかりである。例の痣の事はいつものことなので彼女に言われる前に隻の口から報告をするし、そうでなくても、隻は彼女に他愛のないも含めてどんな話もする。そのため、花南がわざわざ会話を取り立てて来るのはとても珍しい。そう言ってくる時に限り、何かいつもとは違う話題があるのだ。

 まるで見透かしたように時折尋ねられるので隻はとても不思議だった。疑問を口にしても彼女はただ微笑むだけで何も教えてくれない。今日もまた優しい笑顔で質問を消してしまうのだ。

「そうねえ、なんとなく。勘で隻の言いたいことわかるのよ」

 母親だから。そんな言葉付きで言いくるめられてしまうと隻はそれ以上追究ができなかった。それを鵜呑みで信じる年頃では彼ももう無いが疑う術もないのだ。

 気を取り直して白銀が帰り際に教えてくれた事を隻は嬉々として言った。

「もうすぐ父さんがメアに戻ってくるんだって」

 隻の父・漱舟の所属する第六部隊は国外任務が多い長期遠征部隊である。

 王都で王の護衛の任に就いている伯父の花船と比べると王都どころかメアにいる事さえ少ない。そんな彼らがメアに戻ってくると言うことはその家族や関係者にとって重要な意味を持つ。人員を分け、年に十数回はメアに帰港する。だが、隊の長である漱舟はその回数が著しく少なかった。国に戻っても家には戻らず、王都に滞在してそのまま次の任務に赴くこともある。時々、花船が気を利かせて前もって教えてくれることもあり王都で会うこともあるのだが、白銀が言うには今回は急な帰国なので難しいかもしれない。

 話し上手で(息子が言うのも何だが)子供っぽい所がある父が隻は大好きだった。また、遠征先での出来事をおもしろおかしく教えてくれないだろうか。毎日欠かさず、一人でも行っている剣の鍛錬を見てくれないだろうか。そう思うと自然と口元が弛んでしまう。母も父が帰ってくると笑顔が増えることも隻の楽しみのひとつだった

彼女はいつだって笑みを絶やさない人である。しかし、時折どこか寂しげで悲しい瞳を宿していることがあった。子供ながらに何とか紛らわそうと努力をするものの、父でなければ駄目なのを悟ってまだ久しい。

 だから、この話は母が喜ぶだろうと隻は思った。

「家に帰って来られるといいね………って、母さん?」

 期待を込めた言葉は彼女の様子を見て、静かに沈んで訝る声に変わった。花南はぼうっと呆けたように空を見ていた。

「母さん?」

 一体どこを見ているだろうかと彼女の視線の先を追うが部屋の何もない空間にたどり着き、隻は不安を覚えずにはいられない。何より時折垣間見る寂しげな瞳は隻の心をかき乱すのは簡単だった。

「ねえ、気分でも悪い?」

 机に手を添えて座る母の腕にそっと触れる。

「え?あ、ごめんなさい。ぼーっとしていたみたい」

 彼女はのんびりとした性格ではあるが、人の話を途中で聞いていないということはあまりない。

「そうね、帰ってこられるといいわね」

 日だまりのような優しい笑顔を垣間見、隻はほっとした。

「でね、もし帰ってきたら」

「隻くーん。運び所に行こー!」

 そこで隻の言葉を遮って、扉が無遠慮に勢いよく開いた。先ほどとは打って変わって明るく、テンションの高い遊月だ。

「ええっ!早っ?」

彼女が家に戻ってから四半刻も経っていない。

「うん、もう。だって、お日様、空にいるよ」

 遊月は時間や時計というものをあまり見ない上に、太陽の傾き具合で一日を過ごしている。確かに太陽は山端よりしっかりと離れ、初夏らしい明るい日差しが、部屋の中まで入ってきている。ここまで来れば十二分に「朝」と言える。運び屋所では早番の人々が仕事を始めているだろう。

 来るとは予想していた隻も、こんなに早いとは思いもせず、さすがに呆れる。

「仕方がないなあ、遊月は。母さん、そう言うわけだから行って来ます。夕方には帰るから」

 隻と遊月の仕事始りの時間は、あと数時間後であるが、仕事前に途中にある空路の店に寄るのも悪くない。隻は、二階の自室からフード付きの上着に袖を通す。

襟と袖縁には真っ白なファーが付いており、春と夏の間のこの季節には少し暑くも見える。内着は黒い薄着シャツ一枚なのでちょうど良いくらいである。腰のベルトに護身用の剣と小さな革鞄を取り付け、隻はにこやかな笑顔を母に見せる。

「隻。待って。」

「ん?」

 遊月の後について外に出た隻を追って出た花南は咄嗟に呼び止めると花南はそっと息子の頬に手を寄せた。

「無茶をしては駄目よ。あなたは変なところだけ漱舟に似たんだから」

「? え、あ、うん……」

 頬を撫でる手からは己を心配する温もりが伝わってきたが隻は目を大きく見開いた。。いつも自分が出かける時、花南は外まで見送ってくれる。しかし、今のようにされたことは一度もない。唐突な行動に隻は小首を傾げる。

 その憂いた表情に気が付いたのか花南は静かに首を横に振ると「大丈夫」と小さく呟いた。

「さ、行ってらっしゃい。気を付けてね」



 花南に半ば強制的に送り出されてから、十数分が経ったところで、隻は後ろを振り返った。小高い丘に阻まれて教会も我が家は見えない。代わりに緑豊かな草花の絨毯に森と街とを結ぶ小径だけが不規律な曲線を描いている。

「母さん、どうしたんだろう?ねえ、遊月。俺がいない間に何かあった?」

 隻は一歩前を鼻歌混じりに歩く幼なじみに尋ねてみたが、彼女は首を横に振るだけだった。

「隻くんは心配性だね。考えすぎると眉の間にいっぱい皺が寄って元に戻らなくなっちゃうよ」

 わざと眉間に皺を寄せ、困ったような怒ったような顔をおもしろ半分で作る。

「何、それ。俺そんな顔してない」

「してたよー。むーって、皺が寄ってた」

 そんなのんびりとしたやり取りをしながら、遊月ともにいくつかの小さな丘を越えていくと、ホウロウ街に入る南の大門が見えてきた。隻と遊月の住まいから歩いて、街に至る最後の丘の上からは、円形のくぼみのような古の遺跡を利用して造られた街の様子が遠くからもよく見えた。街に沿うように東西にのびる大通りや門の下には旅人や商人などが多く行き交い、神隠れの森がそばにある辺境の街としては賑やかな様子がうかがえる。

 遠く、ホウロウの景色に欠かせない北のコンディーズ山脈の一端は雪が少なく見える。陽光のおかげで空気も暖かく、賑やかな風景は疲れが残っている身体には随分な清涼剤だった。

(遊月の言うとおり考えすぎかな……)

「あっ!」

「な、何?何か思い出した?」

 せっかく考えを改めようとしている矢先に遊月が声を上げるので声が裏返ってしまった。 彼女が声を上げる時は先刻のような事も含め大小問わず面倒な事が多い。

花南のことで、遊月が何か思い出したのかと隻は期待とは言い難いが、構えて遊月に注目をした。

「うーん……」

しばしの沈黙の後、彼女が神妙な顔つきして自分の顔を見るので隻は息を呑む。

「あたし、何か忘れている気がするんだけどなんだと思う?」

 脳天気な彼女の発言に隻は返す言葉もなかった。脱力して肩をがっくりと落とした。

「……ゆづちゃん、たまには空気読んでね」

 あまりの彼女の発言に流石の隻もつっこみを入れずにはいられなかった。力の抜けきった声は空に溶けて消えていった。

(やっぱり、考えすぎかなあ)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る