第7話 間質性肺炎

 10時15分来院、11時診察との予約だったけど、郵便局へ行く用もあり、

に家を出たので、9時40分くらいに病院に着いた、汗かきの私。

 さすが、大規模病院。もう、患者でごった返している。初診と言うこともあり、熱検査の後は問診票書いて、呼吸器内科の受付へ。当然ここでも汗を拭きながら、問診票を書いて提出。しばらくして、看護師が血圧と酸素を計りに来た。

 それにしても、大規模病院の看護師の事務的なこと。まあ、これだけ患者がいれば、致し方ないのかもしれないが、来院した時に測った体温は何度だったかと聞いた。


----えっ、アレって覚えてなきゃいけないの。


 画面の緑枠の中に顔を入れ、熱を測ると数値が表示されるアレ。いつも行く中規模病院には、正面にそれこそ大画面のアレが設置されているけど、こちらは小さな画面。当然温度表示も小さい。

 小さいとか大きいとかではなく、通過儀礼のような装置でしかないのに、一々温度など気にしてない。そこで、適当に答えて置いた。

 その後は、仕事してますよ感満載に問診票のが始まった。もう、根掘り葉掘り、個人情報に切り込んでくる。そして、、後は知らん顔。

 それにしても、呼吸器内科の患者も多い。診察予定の11時まではまだ長い。これでは、ひたすら待つしかないと思っていると、また、別の看護師がやって来て、まだ、あれこれ聞いた挙句、身長と体重を計れと言う。

 私は今日は検査の予約に来たのであって、これではまるで、入院患者扱いではないか。ひょっとして、既に入院を想定されている?

 さらに、その後、15分くらいして、採血とレントゲンに行ってくれと言う。


----今から…。


 後、30分ほどで診察予定の時間と言う頃になって、それ…。

 でも、患者とは弱い立場である。言われるままに採血と地下のレントゲン室まで行ったけど、それから、延々とされたものだ。

 11時はとっくに過ぎ、患者の数も減って行く中、隣接の内科は10人程いたが、ついに、呼吸器内科は私一人になってしまった。それでも、まだ、受付番号の表示はない。 


「血液検査の結果がまだなんで」


 その時、初めて一人の看護師が、人間的な言葉をかけてくれた。

 その後、やっと、番号の表示がされたと思えど、それでも中々入室案内にはならない。

 そして、待つこと、12時10分。医師との対面と相成った。


間質性肺炎かんしつせいはいえんです。検査の必要はありません」


 若い女医は迷ったようだが、こちらのベテラン医師は事も無げに言った。正直、ほっとした。その後、病歴やアレルギーの質問の後、投薬についての説明があり、次は一週間後と言うことで、やっと…。いや、まだ、薬局がある。

 そこは片側三車線の向かい側。そして、ここでも問診票。いや、薬の説明は医師から受けているっ。早くしてくれないと、バスに間に合わない。

 何とか、バスに間に合い帰宅したのが、午後1時。すぐにシャワーへ直行。因みに、シャワーは水。これは乾燥肌の女性にはお勧めする。お湯は体の脂分を洗い流してしまうが、水にはそれがない。とは言っても、水なので心臓から遠い足から。また、お湯シャワーと違い、後がすっきりして気持ちいい。冬以外は水シャワーにしている。


 疲れた…。

 食事の用意は出来ている。只でさえ、時間のかかる大規模病院。ましてや、これで検査なんてことにでもなれば、がっくり来てどうしようもない。今回検査は回避できたが、それでも疲れたことには変わりない…。

 そんな時に、箸でご飯を一口ずつ、口に運ぶと言う動作をする気にならない。こんな時はパンの方がいい。いや、要は少しでも早く食べたいだけである。そこで、近頃ハマっている、ライ麦パンに、ブロッコリーと鶏むね肉とゆで卵のサラダを作って置いた。それでも、肺カメラ検査が消滅して、少しは気分のいい私はスクランブルエッグを追加した。卵は毎日食べている。生からハードボイルド迄、すべて好き。 

 食事が終われば、薬。ステロイド剤。直径6ミリくらいの薄ピンクの錠剤4個と胃薬。

 明日の朝は歯磨きの後、水で飲む週一の錠剤。飲んだ後、30分は横になってはいけない。そして、毎朝食後、例の4個の薬を飲むだけ。


 一日2回の点滴で一週間で退院できた肺炎。だが、3カ月近く咳に悩まされた。間質性肺炎のことはよくわからないけど、薬を飲めばいいだけ。咳も治まり、普通に暮らせている。



 追記 

 一週間後の診察で、4個の錠剤は2個に減った。薬が効いているようで、次は二週間後。



 このまま、薬が効いて完治して、もう、続きを書かなくても済むようになりたいものです。今後の経過は近況ノートでお知らせします。


 皆様も、お体ご自愛くださいませ。

 ありがとうございました。



 追記の追記


 お陰様で、完治いたしました。

 入院することなく、薬だけで治まってくれました。

 

 金も欲しいけど、健康が一番です。


 皆様もお体を大切に。

 ありがとうございました。


   2023年4月。


 


 

 









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本当は怖い入院の話は、まだ、終わってなかった… 松本恵呼 @kosmos

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