Diary 9月16日
今日という日はホント色々ありました。
私の気持ちを天気に例えたら……。
朝は快晴!
桐芭君の家にお出掛け! 凄くドキドキ、ワクワクで家を出たのに……。
晴れのち大雨
駅から桐芭君の家に向かう途中で降りだした雨に、見も心もびしょ濡れでした…。
でもそんな中でも、肩を抱いてくれた桐芭君の温もりは温かかったな♥
そしてドキドキ天使!
初めて行った桐芭君の家でお風呂を借りた。落ち込んでいた私は、更に落ち込んでしまっていたら、天使様がお風呂に入って来たのです!
それはもう美しいの一言!見とれていたら天使様は私の顔を見てギョ! ってしてました?
天使様は落ち込んでいる私を沢山沢山励ましてくれました。
私の苦しい気持ちも話したら一緒に泣いてくれました。「芭月ちゃんは強いね、強いね」って何度も言ってくれました。
柊さん、私はまだまだ弱いです。
桐芭君と……もし、ホントのホントにもし、お話も出来なくなる別れの時が来た時……(絶対ヤダ! ヤダよ~)、心が折れる、絶対折れる。
でも桐芭君が私に言ってくれたあの言葉が私を支えてくれる筈だ。
だから、その時がくる迄(神様! その時が絶対来ません様に!)、私は少しでも強く、少しでも強くなっていないといけないんだ……。
そんな話をしていたら、思わず「お姉さん」と言ってしまったらしいです。
そして「キャ~」って天使様が叫んでからが大変でした。
お風呂を出て天使様は言いました。
《芭月ちゃん妹化計画》って!
それって、それって、それって~~~!
と、桐芭君とけけけけけけけけ……(どひゃ~~~!)
その後の天気は陽だまり。
桐芭君と二人っきりの時間……。夢のようでした。
桐芭君は、ゆっくり私と進んで行きたいと言ってくれた。告白? ちょっと違うかもしれないけど嬉しかった!
そして晴れからの青天の霹靂(涙)
桐芭君と二人でデート(私的に)!
楽しいお買い物の時間!
……の筈だったのに、私の偽物が現れて、桐芭君とお茶してるし!(プンプン)
なぜお母さんが!? すんごい、すんごい信じらんない!
しかも桐芭君に告白させようとしてるし! しかもお母さんに!(うわ~! 今思い出してもプンプンだよ~!)
散々お母さんに掻き回されて恥ずかしかった~。
でもでも、私、やっちゃいました!桐芭君とか、か、間接キッス!(キャ~~~! 恥ずかし~~~!)
その後に私が口を付けたコーヒーを桐芭君も~~~! (どひゃ~~~!)
その後に桐芭君とお買い物したら、キャンペーンクジが引けて、なんと桐芭君が4等で夫婦湯呑みを当てちゃいました! 夫婦だよ! 夫婦~! 神様が応援してくれている。きっとそうだよね。
明日は桐芭君のお弁当を作るんだ~(ルンルン♪)。
家に帰ってお母さんに言われた。
桐笆君なら大丈夫だよって。
芭月も、もう一歩踏み出しなって。
星野さんは応援してくれるって。
久莉彩さんは味方だって。
柊さんは、私を守ってくれるって。
桐笆君は優しく肩を抱いてくれた。
うん。一歩。
私ももう一歩踏み出そう。
大丈夫だよね、桐笆君……。
◆
私は日記を閉じてスマートフォンを手に取った。手が震えている。
頑張れ芭月!
小刻みに震える指で、桐笆君にメールを作った。
『明日の朝、学校前のバス停から一緒に登校お願いします』
…………桐笆君。
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