第14話 写真のニ 防火区画

 建物には、防火区画なるものがあります。

これは、その建物が、火事になった際に、延焼を防ぐ為です。

エレベーターや、中央管理室など、避難や消火活動のために、設けられています。

 では、電気の線は?と言うと、当然、防火区画の中にも、電気を送らなくてはなりません。

 そこで、防火区画を貫通した場合〝区画処理〟をしなくてはなりません。

 各メーカー区画材を販売してますが、その施工した写真(認定シールという、日付や施工会社を記入したものこみ)を全数、検査の時に、提出しなければなりません。

 火災報知器は天井から600mm以内など(詳しくは、消防設備士の参考書をご覧ください)

ルールがありますが、直天(天井が無く、上が上の階の床)の場合、5メートルだったり、高い位置につくのです。この、PS(パイプスペース)EPS(電気のシャフト)だったりを貫通した場合、高い位置に区画処理がされている場合があります。

それも、全数、写真をとらなければならないので、

高所作業車に乗り撮る必要があるのです。

これを撮り損ねると設備(空調、衛生)の配管が

きて、撮るのが困難になるケースがあるのです。

写真に優劣はありませんが、必ず必要な写真なので

忙しいでしょうが、撮り損ね無いよう気をつけた方がいいですね

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