第13話 写真を撮ろう

 新人の担当者の役割に、施工写真を撮ると言う役目があります。

まず、登竜門といったところでしょうか?

 建物が建つまでに、様々な工程があるのですが、

写真に収める必要があります。

写真は、中間検査や、竣工検査でも、必要で、

撮り忘れたらさあ大変となってしまいます。

 忙しい中写真をとるのですが、気づいたらコンクリート打たれていた!なんて事態も考えられるのです。

材料検収と言う、材料を受け取った際にとる写真もあります。

 最近は、〝スパイダープラス〟と言うiPadで、写真をとり管理するのが、主流になっています。

〝スパイダープラス〟のいいところは、電子看板なので、雨でホワイトボードマーカーが書けないや、

看板の日付やフロアを間違えた、なんて事態も編集で対応できるのです。

 ここで、使うのは、

・iPad

・リボン(布でできた、巾50mm位のスケール)

・スタッフ

・リボンクリップ

・(結束線)

などです。

今回は、コンクリート前の〝スリーブ〟にします。

〝スリーブ〟とは、コンクリートに〝穴〟を開けたい為に、コンクリートが入らないように、鋼製の枠や筒をさします。

スリーブを職人さんに、付けてもらい、付けた時点、もしくは、墨を出した時点で、一度チェックをします。

これは、その後、鉄筋屋さんが鉄筋を組み補強筋を入れてくれた際にずれていたでは、鉄筋屋さんにやり直してまらわなければならず、大きな迷惑をかけますので、確認する次第です。

 鉄筋が組まれた後に写真撮影になるのですが、

床スリーブの場合は〝リボン〟を縦と横に1本ずつ

直角になるよう配置します。

通り芯から追うのが正解ですが、現場の状況により

出来ない場合もあります。

クッリブで固定したら、引きの周りも写るように、

とアップの2種類とります。

そのとき、看板には、日付、場所(X?Y?)スリーブの管理番号、スリーブのサイズなども、書きます。

写真の撮り方は本もでてるので、詳しく知りたい方はお勧めします。

私が書いていないであろうことを書くと携帯の持ち方です。

ペンなどもそうですが、梁など深く狭い所におとしたら、もう大変!

回収にマジックハンドなども使いますが、

時間も神経もすり減ります。

私は携帯はゴムの網で固定するものをつけ、常にストラップで首からぶら下げ胸のポケットに入れています。

ペンなども落とさないようポケットを閉めたりします。

写真を撮る際、工具バック(バケツ型の布製)などに全ていれて、片手は空けるのも、転びそうになるのや、物を無くす、落とすのを防げるでしょう。

 次は写真編のニを書きます。

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