第2話 Vtuberになってみない?
僕は今カフェでオレンジジュースを少しずつ、飲んでいる。カフェに来て5分ぐらい経っただろうか。やっと男の人が口を開いた。
「自己紹介をまだしていなかったね。僕は風原 優一、ヴィクセントの社長だ。」
そう言われ、名刺を渡された。
ヴィクセント……?それ、何だろう?何かの工場かなぁ……。少し頭の中で考えて自分も自分の名前を言った。
「はじめまして。僕の名前は栗空 流です。」
急に静かになり、不安になったので風原さんの顔を見る。驚いているようだ。時々、……は……な。僕っ娘か……。可愛い。とか聞こえる。でもすぐに元に戻った。よかった……。
そして風原さんは本題!と気まずい雰囲気を壊すように言った。
「早速だが……Vtuberになってみないか?その顔と声!物凄くVtuberが似合う女の子じゃないか!!」
え……?女の子?あとVtuber……?
「ま、待ってください。僕、男ですよ?」
「え……。そ、そうだったんだ……。」
え……。じゃない!!僕傷つくじゃん!
「あ、あと……Vtuberって何ですか?」
そう問いかけると風原さんはぽかん、と口を開けていた。
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