第一章 大人気Vtuberへの道~

第1話 知らない人

ある平日の昼。いつもの毎日だと思っていたのに……。


「流ちゃん。おつかい行ってきてくれない?」

「はーい!」


はいつものように母さんに買い物を頼まれた。勢いのある返事をして、そして買い物メモを渡され、スーパーまで行く。


「えっと……ジャガイモに、人参、牛肉と後は玉ねぎ……重いものが多いなぁ……持てるかなぁ、……頑張ろう!」


と言いながら買い物を済ませ、帰ろうとしたその時だった。男の人に声をかけられたのだ。


「ねぇ君、―――」

「……っ遊びの誘いは結構ですっ!!」


といい、は、逃げる。ちょっと待って、君が思ってることと違うんだ、と言われたがとにかく逃げる。こういうことを言う人は大体、嘘だと分かっているからだ。スーパーからだいぶ離れた所で止まると僕はため息をついた。もう大丈夫だと思っていたのに……隣で息切れが聞こえた。の背筋が冷たくなるのを感じた。


「はぁー……君、足速いね……。」


えっへん!足には大分自信がある方だと思うんだよね!……ってそんな事考えてる場合じゃない‼この人をどうやってでも誘拐したいの!?慌ててまた逃げようとするの手をつかんでこう言った。


「さっきも言ったけど、君が思っているのとは違うよ。ちょっとカフェで話そう。ね?」


「…………分かりました。」


そして言われるがままカフェへ行くことになってしまった。



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