第7話

 男は男、美しい穢れないような中性的な男性が好み。

腐兄である。タイプの男を一度は口説いてみたい。少女漫画の絵に描いたような。心の中では何度も口説いて見せた。ロマンスに心を踊らしていた。ふとなぜ自分はそうなのか、いつからなのかもわからない。

 そんな自分はある日、チャンス到来。同人誌販売会会場でまさにタイプの男性、同じ趣味腐兄でドンピシャ‼️自分のつぶらな瞳はハートマークな億千万の輝きを放つ。発見したなら逃す訳にはいかない。出会えた。肩と肩がぶつかれば仕組んだとしても口実はなんとでも作れる。運命的だ。

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