第8話

 “バーン‼︎" "バーン‼︎"

けたたましく鳴り響く銃声が2回だけ鳴り響く。中年の頬にきずがある男がポンプアクションの猟銃を持ち、傍らに猟犬を2匹侍らす。

なんだこれ?珍しいなぁー。

関西弁全開で黒い何かを2つ抱えて去っていく。このときからあの漆黒の毛並みの狸は幼いながら強く、逞しく生きていかなければいけなかった。まだ5才のときだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る