素材6 天界スタート・ヒロインとの出会い

俺はトラックに轢かれた。「あー、死ぬのか……」

そんなことを思いながら俺の意識は薄れていった……

「ん?あれ?」

俺はなぜか白い空間にいた。そこには神様のような人がいた。

「あなたは死んでしまいました」

「はい?どういうことですか?」

「あなたはトラックに轢かれて死んでしまったのです」

「え?まじで?でも生きてるよ?」

「はい、そうですが生き返ることはできません。」

「なんで!?︎」

「それは死んだ人は天国か地獄に行くからです」

「はぁ〜そういうことね」

俺は納得した。確かに普通ならそうなる

「なのであなたの行くところは天国と地獄どちらかになります」

「なるほどね〜」

「ちなみにどっちに行きたいですか?」

「うーん、じゃあ天国で!」

「わかりました!では行ってらっしゃいまし!」

そうして俺は

「ここどこだろ?」

目が覚めたらなんか洞窟みたいな場所だった。周りには誰もいないみたいだしとりあえず探索するか。

しばらく歩いてるとなにやら扉があった。

開けてみようかな?でも罠とかあったら怖いな……まあい

「開けんかい!!︎」

バンッ!!︎ 扉を開けた瞬間中から人が飛び出してきた。その人の容姿はとても綺麗だった。金色の髪に碧眼、スタイルもとてもいい。身長も高いしすごい美人さんだ。

「おぉ〜よくぞ来たな人間よ」

「は、はい!あの、ここは一体どこなんでしょうか?」

「ふむ、いきなり知らない場所にいて不安だろう。まずは説明しよう」

この女性は女神らしい。なんでも世界を創造する神の一人なんだそうだ。そしてこの世界には

「魔王がいるのだ」

「魔王ですか?」

「ああ、あいつのせいで私はもう3年くらい寝ていないんだ」

「え?寝てないんですか?」

「ああ、そうだとも」

「それは大変ですね……」

「そうなんだよ全く困ったものだ。だから君には私の手伝いをしてもらいたい」

「はい!喜んでやります!」

「おお!ありがとう助かるよ!」

こうして俺の異世界生活が始まった。

俺は今、女神様と一緒に空を飛んでいた。女神様に案内されて転移魔法を使って移動しているのだが

「わぁ〜空飛んでる〜」

すごく楽しい!今までずっと地上暮らしだったから余計に感動してしまう。すると目の前に大きな城が見えてきた。

「ついたぞ」

「はい!」

そう言って城の前まで降りると門番らしき人たちがやってきた。

「これはこれは女神様ではありませんか!ご機嫌麗しゅうございます!」

「うん、元気にしてた?」

「はい!毎日楽しく過ごさせていただいております!」

「そっか、よかったね」

「はい!」

「それで今日はどういった用件でこちらへ?」

「実はこの子を紹介しに来たんだ」

「ほう?その子ですか?」

「そうだよ」

「わかりました。では中へとお入りください」

「わかった」

俺たちは城の中に入って行った。中に入るとメイドさん達が

「おかえりなさいませ女神様!」

と出迎えてくれた。みんな綺麗な人ばかりだ。

「ただいま。ところでこの子は新しく仲間になる子だよ」

「はい!よろしくお願いします!」

「こちらこそよろしく頼む」

そうして女神様

「それじゃあ私は仕事に戻るね」

「はい!頑張ってください!」

「うん!ありがとね」

そうして女神様はどこかに行ってしまった。

「ではこちらの部屋で少々お待ちください」

そう言われて俺は部屋に入った。そこには

「やっほー!待ってたよ!」

金髪美少女がいた。

「初めまして!私の名前はアリア・エルミナです!これからよろしくお願いします!」

「おう!よろしくな!」

そうして俺は彼女と握手をした。

「あのさっきの女神様ってどんな関係なの?」

「ん?女神様?別になんの関係もないけど?」

「あれ?そうなの?」

「うん!だって私たち友達だもん!」

「え?まじ?」

「マジだよ?」

なんかすごい仲良しみたいだ

「それより自己紹介がまだだったよね?」

「ああ、確かにそうだったな。俺は海原光輝だ。これからよろしくな」

「うん!よろしくね!コウキ!」

「ああ、よろしくなアリア!」

こうして俺の異世界生活2日目が始まった

「ねぇねぇ、アリアはどうしてここで働いてるの?」

俺は疑問に思っていたことを質問した。

「ん?うーん……特に理由はないんだけど……強いて言うなら女神様に恩返しかな?」

「なるほどね。でも女神様にそんなこと

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