第3関門:月経

 紙おむつには、月経にどう対応すべきか、という情報がありません。

 少なくとも商品説明には書かれていません。主な想定使用者から月経のある年齢が外れるからでしょう。

 病院で紙おむつを使う指示が出た場合は、その様な指導があるのかもしれませんが。私の様に自主的に使った場合、商品説明だけが頼りです。


 先に「序」で書きましたが、紙おむつは生理用ナプキンとして使えます。

 むしろ、夜用ナプキンやショーツ型ナプキンを日中に取り替える程、量が多くても交換しなくて済むくらいに優秀なナプキンとなります。理屈を考えれば、当然なのですが。


 少なくとも私は最初、月経が来た時、どうすべきか判らず、紙おむつを使わずに生理用グッズに変えました。

 その後、紙おむつの中に生理用ナプキンを当ててみたり。


 ですので、紙おむつ使用を余儀なくされた時、月経が来て同じ迷いと不安を感じられる方のないように、紙おむつは経血を吸う、と書いておきます。


 ここから先は上記を自分で試した体験記ですので、そういう赤裸々な内容を読みたくない方は回避してください。




 月経時、経血を吸った紙おむつは尿を吸収するのか。

 まずこれを試しましたが、大丈夫です。勿論、既に吸った経血量にもよるとは存じますが、吸水を阻害する程の月経量にはなかなか達しません。

 只、尿を吸収することで、薄まった経血が逆戻りし、肌につき易く感じました。


 では、逆に尿を吸収した紙おむつは経血を吸うか。

 吸水量に余裕があれば吸いますが、私は不快感がありました。恐らくですが、キャパシティの問題で吸うのに通常より時間がかかるのではないか、という印象です。


 自ら紙おむつを使う場合、できる限り早く履き替えるとは思いますが。

 使用に関して、儘ならない状況を想定するならば、経血対策としても、吸水量を最大限確保しておくと使い心地が上昇する、という当然の帰結に至りました。


 因みに、紙おむつに生理用ナプキンをセットしトライは失敗。

 当然、ナプキンが吸水オーバーな状態になり、紙おむつ内に残りました。わざわざ紙おむつの機能を邪魔しただけです。



 但し、紙おむつ内でナプキンを使う利便性は一つあります。

 それは外出先でも、使用済みナプキンであれば廃棄できること。念の為のおむつ使用で、経血による交換前提でしたら、ナプキンを中に当てる意味があります。


 もし外で経血吸収済みの紙おむつを交換したくなった時、成人用紙おむつを捨てられる程、大きなサニタリーボックスは普通、置いていません。

 紙おむつは持ち帰り前提アイテム。

 経血でも排泄でも、臭わないようにファスナー付きポリ袋に収め、持って歩く必要がありますので、鞄もそれに合ったものを選んでくださいね!

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