第4関門:強固なトイレ・トレーニング効果

 散々、おむつについて書いていますが、実は私は必要に迫られて紙おむつ内に排泄したことはありません。レポートする身としては不十分かもしれませんが、申し訳ありません。


 もう排泄してしまおう、と思ったことはあります。

 排泄しようともしました。

 ですが、できませんでした。身体が反応してくれないのです。

 つまり尿道口が開きません。


 その時は車椅子を使用しており、バリアフリーのお手洗いがなく、脂汗が浮く程、耐えながら家を目指していたのですが。

 頭が「紙おむつだから大丈夫、しても良いよ」と考えても、体は言うことを聞きませんでした。恐らく幼児期に身に付いたトイレ習慣に関する理性を簡単には覆せなかったのだと思います。


 電車の乗降をサポートしてくださった駅員さんに、


「具合が悪ければ休まれますか?」


 と、有難い声を数度かけて頂きましたが、


「すみません、お手洗いに行きたいだけで一刻も早く帰りたいです」


 とは当時は言えず……。

 大丈夫です、有難うございます、を繰り返し、帰宅。そして、トイレに座ったら、あっさり体が反応しました。


 これは個人差があるのかもしれませんが、私にとって最大の誤算でした。


 トイレの習慣の身についた人が、トイレ以外で排泄するには、それなりの訓練が要るのかもしれません。逆トイレ・トレーニングと申しましょうか。

 という訳で、紙おむつの中で体が反応するか、家の中でシチュエーションを変え、試された方が良いと私は思います。反応する方は大丈夫。

 でも、反応しない方は便座の上で紙おむつの儘から始め、体の固定観念を緩める必要があるかもしれません。

 私はトイレに近い座り方をした時、体が反応し易いと感じます。ですが、椅子に座っていれば反応する訳でもなく、他にも幾つか条件を組み合わせて考えています。

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