07 燎夜へ

「お……おぉ……おぉぉぉぉぉぉぉ!」


 スライ・スライが叫ぶ。






「かぁぁぁぁっこいいいいいいいいいい!!!」






 小学生でも叫ばないようなことを、車のリアウィンドウにべったりと張り付きながら叫ぶスライ・スライ。


「なんなんだよあれ!?」

「ミニコアだ! 根付くとああなって、あそこから新しいゴブリンが出てくる! もっと根付けばもっとでかくなるぞ……プレイヤーに対する防衛もやってるんだ、近付くと襲うようになってああちょーかっけー! オレこっち来てよかったぁぁぁ! 人間のなんかと合わさると、ゴブリンのミニコアでもあんなかっこよくなんだな! すげえよ人間! すげえよゴブリン! な、な、もっとでかくなったらまた追いかけられようぜ! なあってばあ!」

「アホかよお前は! レ、レベル157って、3桁って!?」


 バックを続けに続け、なんとか大通りに出る。


「ふはは! 今の王はもっと強いぞ! レベル226だ!」

「どういう経験値計算式なんだよお!」


 絶叫しつつアクセルをベタ踏み。

 背後の悪鬼集合住宅ゴブリン・アパートは、自転車、路駐の車、自動販売機、あらゆるものを踏み潰しながら走ってくる。彼が足を地面に下ろすたび、どすん、どすん、と震度5ぐらいの衝撃が走る。


「ふ、不動産のクセして動くなよォ……」


 絶望の余り情けない声が出てしまう。8車線の広大な幹線道路とはいえ、路駐している車はわんさかだし、道の真ん中で燃えている車はあるし、振動にハンドルをとられるたびに衝突してしまいそうで気が気じゃない。


 それに、もっと気がかりなことが一つ。


「り、りん、竜胆、さん、あの、あの、前、前!」

「嘘でしょ、突っ込むの……!?」

「他に道がないんだよ……!」




 前方に待ち構えているのは、新宿の燎夜。




 まだお昼なのに、どろりとした、沼のような夜がそこにある。


 ここからが昼、ここからが燎夜、と、はっきりわかる。


 限りなく黒に近い、薄紫の、永遠に狂った夜が、そこに。




 ……そりゃあ、そりゃあたしかに、ゴブリンの根城になっている新宿でレベル上げって計画だったけど、ここまで鳴り物入りの、派手な侵入をするつもりは、さらさらないぞ! 1匹1匹、スポーンエリア(用語解説※1)から引っ張ってきて、それから4人でボコってレベル上げ、的な作業をやろうって思ってたのに!


「燎夜に入るぞ! スライ・スライ! 壁とかないよね!?」

「なーい! けどうようよ来るぞ! 人間3人もいたら、ごちそうの匂いがぷんぷんで立食パーティーだな!」

「う、うそ!? ゴブリンて人間食べちゃうの!?」

「王が喰う! 喰えば喰うほど強くなる! それが王だってさ! こえー!」

「王は元人間じゃないのか……!? 入るぞ! 出られる道を見つけ次第、離脱……もしくは、このまま通り抜ける!」




 どぷんっ……。




 という音さえ、聞こえたような気がした。


 車の中にいてもはっきりと、空気が変わったのがわかる。


 ぴりぴりと肌を刺すような雰囲気。

 産毛が逆立って、寒くもないのに鳥肌が立つ。

 たしかにここはもう、人間の世界じゃない。

 そう、はっきりわかってしまう。

 ここで生きていられるのは、人間以外の、なにかたち。




 ……うるせえそんなポエム知ったことか!




 僕は自分を奮い立たせようとハイビームをつけた。


「もっとスピード出せない!?」

「これでも精一……そうか!」


 僕は片手運転になりながらも、スキルウィンドウを開く。

 出し惜しみしてる場合じゃない。

 なんとかハンドルを維持し、大慌てでSPを四輪車運転ドライビングに振る。この状況ならいくらあっても安心できないけど、練度が10あったって車の最高速が上がるわけじゃない、4辺りで止めておく。


「よし……よし……よし……っっ!」


 1分近い時間を危険に過ごしてしまったけれど、その甲斐はあった。

 さっきとは運転の感覚が、まるで違う。

 車が自分の一部、体のように感じられて、どこまでボンネットがせり出しているか、タイヤは今どこをどういう状況で走っているか、はっきりわかる。後ろのほうだって、まるで本当のお尻みたいにはっきりわかる。スキル万歳!




 ギャギャギャギャッ!




 ドリフト動画みたいなスキール音を立てながら、決して加速を緩めず、それどころかアクセルをベタ踏み。燎夜の中、荒れ果てた甲州街道を爆走する。速度計は、50、60、70、75、80……まだまだあげる。


「よし……よし……いいぞっ……いいぞぉっ……!」


 リアウィンドウにうつる巨大ゴブリンロボ、悪鬼集合住宅ゴブリン・アパートが、だんだんと小さくなっていく。巨体による常識外れの歩幅があるとはいえ、向こうの速度は50kmかそこらだろう。これなら追いつかれることはないはず。


「……っていうか、うそ、ねえ、あの……遠くない? 駅……?」


 初台はつだい駅と新宿しんじゅく駅は、徒歩でも20分ぐらい。こんな速度で飛ばしてたらすぐに通り過ぎて、四谷よつや辺りまでたどり着いてしまいそうだけど……おそらく元、新宿駅だったのだろう、一際巨大でグロテスクな建物は、燎夜に入るとまるで、数十キロは先にあるように見えた。しかしそれならそれで、少し余裕ができる。ひょっとしたらこの燎夜の中にも、落ち着ける場所があるかもしれない。


「うしゃしゃしゃしゃしゃ! ここは燎夜! 時間も距離も空間も、すべてが夜にあわせて狂い果てる! オレも倍は強い!」


 しかし、スライ・スライはそんなことを言って座席の上でぴょんぴょん跳びはねる。やっぱり、当面は脱出を目標にした方がいいかもしれない。


「縄張りの中で強くなるってこと……ってあぁぁっっ!」




 ぎゃりぎゃりぎゃりぎゃりっっ!




 突如として降り注いできた・・・・・・・黒い何かを避けようと、車体を思い切り振る!

 スピードはかなり殺してしまったものの、なんとか衝突は避けられた、が……。




 しかし……。




 けれど……。




「うひひひひひひ!」

「しゃしゃしゃしゃ!」

「あばばばばば!」




「な、なん、なんなんだよ……」




 振り返ると歩道橋の上に、数百体のゴブリンがひしめいていた。

 高いところから落ちたら死ぬ、という概念もゴブリンにはないのか、ぴょんぴょん、ひゅんひゅん……どじゃんどごん、ごろごろごろ、落ちてきては僕たちの車に迫ろうとしている。


「おーーーー! なっつかしい、飛び込み祭りだ! 本当は山脈ハイドラの突進に合わせて山から飛び降りるんだ! そうか、こっちの世界だと車を使えばいつでもできるな! 毎回1,000人ぐらい参加して、3人ぐらいは生き残るんだぜ!」


 ただただ純粋に、嬉しそうなスライ・スライ。

 ゴブリンの血で真っ赤に染まる道路。


「君ら……マジで……本当に、イカれてるんじゃないか……!」

「シャシャシャシャ! 褒めるなよォ、照れるって!」

「燎夜に来ると、口調まで変わるのか!」

「言葉は責めるなよ! スキルだから! うっひょー!」


 スライ・スライは窓を開け、首を突き出して叫んだ。




「#$%&#%$!!!」




 かと思うとすぐに首を引っ込めて、運転席に首を出してくる。


「安心しろ、人間を届けに王のところまで行く途中だから、誰も近寄るなって、言っておいたぜ、これでまあ、来るヤツは半分ぐらいになるんじゃね?」

「……半分?」

「あ、うそ、3分の1? とかいうので」


 言葉の意味を図りかねていると、それは向こうからやって来た。




「ヒィィィィィィハァァァァァァ!」

「フォォォォオオオオオオオオオ!」

「オフォオオオオオオオオオオオ!」




 青白い火花のまたたくコンビニから、見ていると吐きそうなエッシャー建物になっている大学から、数百メートルはあるんじゃないかって塔になってる銀行から、わらわら、わらわら、新手のゴブリンが湧いて出てくる。数百、とまではいかないけれど、数十のゴブリンは……




「おい……おい、おいおいおいおいおい!」




 なんの躊躇もなく、放課後に走る子どもみたいな表情と声で、車道に飛び出し、僕たちの車に近付いてくる。いっそ跳ね飛ばした方がいいと思ったけど、車に損傷が出て立ち往生になるのが一番まずい。蛇行運転でなんとか躱す。すると、ばん、ばん、となにか、車を叩く音が時々した。


「おっほーーーー! なぁーっつかしい! お触り祭りだ! カンカンに怒らせたドラゴンを穴まで連れてきて、触ったヤツが勇者になれるんだぜ! 毎年3体は死体が残るんだ!」

「お前らなんで絶滅しないんだよ!」

「今まで死んだゴブリンは1匹もいないのだ!」


 ぐばばばばば! とでも書くべきか、新手の、心の底から楽しそうな嗤い声。


「り、輪廻転生、死んでも、すぐに生き返れる、そういうことですか!?」


 リサさんがなにかに気付いたように叫ぶ。


「いんや! 死んだら終わりさ! でもな、オレたちは1日に100はガキが生まれるんだぜ、最低でも! 1匹死んだからってどうなるものでもあるめーよ!」

「命が安すぎるだろお前ら!」

「ぐばばばばばば! 人間! にーんげーーーん! そこがお前らのだめなところだ! 命に、命に価値なんて、グバババババ! あるもんかよ! 命なんてのはな、はなくそだ! みみくそだ! うんこだ! 価値があるのは、嗤いだけだ!」


 また数体のゴブリンを躱す。苦しくはあるけど、無理だってほどじゃない。こんなのまだまだ、ゲームモードで言えばノーマル……


 ……フラグみたいなことは思うもんじゃないな、と、僕は思った。




 突如として、斜め後ろから、聞こえてきたのだ。

 ガラの悪いヒップホップが、大音量で。




「Jump up G's,Just jump up to da sun,G's!!」




 いかにも反グレか、そういうアウトローに憧れるバカが乗ってそうないかつい4WDが1台、僕らの車に横付けしてくる。




「お前、スライ・スライ、この車には手を出すなって言ったんじゃないのかよ!」

「ああ、たしかに申した! だがそれとその言葉通りにするかは、まったくの別問題ではないか! なにを言うか、まったく!」


 これだからもののわからないバカは困っちゃうな、みたいな口調で言ったので彼をぶっ飛ばしたくなったけど我慢。




「#$%&#%#!! $%$%$!! #$!」




 4WDから、カラフルなジャージにキャップ、グラサン、胸元はブリンブリンなアクセサリーがぎらぎらしてるゴブリンが顔を出し、言葉はわからないけど意味はわかるセリフを言った。たぶん英語に直すとFuckとかShitとかがわんさか入ってるヤツだ。ウィンドウは〈Lv.15 悪鬼愚連隊ゴブリン・ギャング〉。後部座席にも似たような数匹……




 ……手にはライフル。




「……うそ、だろ」




 BRATATATATA!(用語解説※2)




「頭を下げて!」

「わわわわわわわわ!」

「やっ、あ、きゃっ!」

「ヨーーーホーーーー!」




 色葉の叫び声で僕とリサさんが頭を下げると、銃弾の何発かが窓ガラスを貫通していって、ばらばらじゃらじゃらと砕けたガラスが降り注いだ。このままドアから貫通した銃弾が僕の体に……なんて思ってたら銃弾はやむ。


「オブッボッギャッハハハハハハ!」


 身を乗り出しすぎたのか、ライフルを持ったゴブリンが窓から落ち、高速で跳ねながら、嗤いながら背後に消えていった。4WDの中のゴブリン達も嗤っているけど、改めて助手席に来たヤツは、ショットガンらしきものを構えている。




 やばい、やばいやばいやばい!

 っていうかあんな銃とかどっから持ってきたんだよ卑怯だろ!




 アクセルをベタ踏みして4WDにぶつける、と思わせて元の車線に戻す。とにかく、相手に射線をとらせない、絞らせないようにしないと。本当なら方向転換して小道に逃げ込むべきなんだろうけど……




「瑕疵ぃぃぃぃぃぃ!」




 どん、どん、どん、どん。




 遠くの方にまだ、手足の生えた3階建てのアパートが、時速50キロぐらいで走ってきている状況だとそうも言っていられない。細かい道に今入ったら、間違いなく潰されて死ぬ。


 とはいっても、ただのファミリー向けワンボックスカーと、下手したら防弾仕様とか入ってそうなイカつい4WDじゃ、カーチェイスバトルで勝つのは至難の業だろう。おまけに向こうは、ドア越しにでもこっちの腹を撃ち抜けそうな銃まで。打開策が、まるで見えない。




「あったま来たぁ~~~~~~~……っっ!」




 だが、色葉が叫んだ。

 完全に暖まってる……ぶち切れだしたときの声。




「竜胆! 合図したら思い切り連中の車にぶつけて!」

「な、ば、バカ、そんなことしたらこっちがはねとば」

「いーーーーーからやりなさい!」

「……はいよ!」


 こうなった色葉に口答えはしない方がいい。今彼女の頭の中では光速で、敵をくちゃくちゃにしてやる作戦が組み上がっているはず。怒れば怒るほど、彼女の頭の回転は早くなっていく。


「リサ! 向こうのゴブリンに近接戦闘スキルはある!?」

「ないです! 全員射撃系、運転系、あと……サイファー?」(用語解説※3)

「あいつらマジでヒップホッパーかよ! それは音楽系のスキル、色葉、近接系はマジでないみたいだ!」

「よし! スライ・スライ! あんたちょっとは仕事しなさい!」

「よっしゃ! 我は契約に従う身、どのようなことでもやりおおせてみせようぞ!」

「いい、あんたが作戦の肝だからね、しくじんないでよ……!」


 作戦の相談を始める2人。けれど僕の方はいつドライブバイ(用語解説※4)で蜂の巣にされてしまうか、気が気じゃない。いったんはスピードを緩めて、後方の悪鬼集合住宅ゴブリン・アパートに近付いてしまってもいいから離れたい。が、愚連隊ギャングたちは僕の心理を見抜いているのか、ヒップホップのキック音けたたましく、ずむずむと音を響かせながら近付いていくる。くそ、運転系スキルもかなりとっ「3秒後! 竜胆! カウントするからゼロでぶつけて! 3!」


「って、おい! そんな」

「アクセルベタ踏み! 2!」

「死んだら恨むからなぁぁ!」

「リサ! 頭を下げてて! 1!」

「ヨー! ホー! ヨー! ホー!」






「…………ゼロ!」






「おりゃああああああああああ!」






 ハンドルを思い切り切って、なんの遠慮もなく4WDにぶつける。






「おりゃああああああああああ!」






 不思議と僕と色葉の声が重なった。






「ヨーーーーー・ホーーーーーーーー!」






 そこにスライ・スライの雄叫びも混ざる。






「おかあさああああああん!」






 もう知ったこっちゃないみたいなリサさんの声も。






 そして。






 どしゃんっっ、ぎぎぎぎぎぎっっ、という明らかにしてはいけない音と、地震なんか目じゃない衝撃。


 どん、と背中を押されたスライ・スライが、車を飛び出し……。


「よしっ!」


 車に着地した。

 つまり、僕たちの車を飛び出て、4WDの窓に飛び込み、助手席に突っ込んだ。小柄で身軽なゴブリンならではの荒技だ。




「ウシャシャシャシャ!」




 ヒップホップを塗りつぶすようにスライ・スライの嗤い声が響く。

 がしゃん、ごしゃん、ぐしゃん、ぎゃははははははは!

 家の中では絶対に耳にしたくない音が立て続けにした、その後。




「しくじるなよォォ、一丸ゥゥ!」




 スライ・スライが4WDから僕らの車に跳んで戻ってくる。

 先に、ショットガンを投げて。

 スライ・スライが後部座席に戻るのと、くるくると宙を回るショットガンが、収まるべき手に収まったのは、同時だった。


「だぁれが!」




 じゃきんっ。




正装ドレス・アップ

  流法モード

   零年代エイジ・ゼロ!」




 ショットガンの、小気味よいコッキング音と共にあらわれた服は。




 完璧な、あの年代のメイド服。




 ふくらはぎまである綿サテンの黒いワンピース。

 首元を隠す丸いつけ襟の中央には、ルビーのリボンブローチ。

 シンプルな、けれど少しフリルのついたロングの白いエプロン。

 長い黒髪をお団子にまとめ、ひっつめ、キャップの中に。

 これで拳銃ハンドガン散弾銃ショットガン小銃ライフル銃剣術ベヨネット、近距離ガンファイト関係のスキルに練度プラスされるゼロ年代コーデの完成だ。

 なんでかは僕が聞きたい。色葉の正装ドレス・アップスキルはどうやら、服装自体が持っている意味より、本人がそれをどう捉えているか、が色濃く反映されるらしいけどさ、こんなのマジでチートじゃないか……。


けんてきひっさつッ!!!!」


 どごんっじゃこんっどごんっじゃこんっどごんっじゃこんっどごんっじゃこんっどごんっじゃこんっどごんっじゃこんっどごんっじゃこんっどごんっじゃこんっ!


 彼女が好きだったアニメの決め台詞と共に、まるでフルオートみたいな速度でショットンガンを連射。いかつい4WDは至近距離からの連射を受け、マフィア映画でしか見たことがないような穴だらけの有様に。中に詰まってるゴブリンがどうなったかは……まあ、想像しなくてもいいだろう。


「竜胆! ハンドル戻して!」


 装弾分をすべて撃ち付くした色葉が叫ぶ。

 僕はただただ必死にそれに従うと……。

 中にゴブリンの死体を詰めた4WDは歩道に乗り上げ、そのまま、食虫植物みたいな袋を無数につけた街路樹に激突し、回転しながらちかちか薄紫色に光るコンビニに突っ込んで、中でおでんを頬張っていたゴブリンたち数体を巻き添えにして、止まった。


「ヒィィィィィハァァァァァ! 我らァ、最強なり!」


 スライ・スライの勝利の雄叫びが響いて、僕たちはさらに加速した。






 ……と、以上のことは、後から色葉に聞いたことを想像したものだ。

 実際このとき、僕は、なにも見えなかった。

 どういうことかといえば、エアバッグが作動して、それに顔を突っ込んでいたから。すぐにしぼんでいったけど、色葉たちの行動は、その "すぐ" の間で十分だったらしい。


 ……。


 ……。


 ……。


 これからは一生、安全運転でいこう。

 なんなら背中にタトゥーを入れよう、安全運転、とか、エアバッグ、とかって。それなら銭湯も入れてくれるんじゃないか?










※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

※用語解説

※1 スポーン

MMORPGなどでモンスターが新たに出現する、湧くことをspawnと表現し、徐々にその呼び方が他のゲームにも浸透していった。モンスターだけでなく、プレイヤーが死亡した後に再出現することをrespwan、リスポーン、再出現する場所をリスポーン地点、リスポーンポイントとも言う。



※2 BRATATATATA!

英語でのライフルやマシンガンの擬音。または忍者が唐突にあらわれ殺す作品での擬音。竜胆は後者のファンで、こう表現しがち。



※3 サイファー

ヒップホップ用語。複数人が輪になって即興でラップを交わし合う。フリースタイルバトルの練習といった感があるシリアスなものから、ただ単にビートに乗り韻を踏みながらおしゃべりする緩いものまで、その性質は様々。



※4 ドライブ・バイ

drive-by shootingの略。建物や人を通り過ぎる車が、速度を落として目標に寄り、車上から銃を乱射し、そのまま去っていくこと。ギャングの抗争で有名。

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