登場人物紹介その24 ガレオン・デール


名前:ガレオン・デール

年齢:23才

性別:男

種族:人間族


使命:バルモア連邦人として誇りを持って生きる。

職業:旧バルモア連邦軍兵士、帝国軍属兵士

趣味:釣り


好きなこと:剣術、バルモア連邦、プラナーベ風料理、ビネガー、家族、仲間。

嫌いなこと:無責任、傲慢な金持ち。


略歴

バルモア連邦領内、プラナーベ共和国出身。※バルモア連邦は無数の国家が集まって結成された集団です。

漁村に生まれ、代々の漁師の家系である。

デール家の長男として生まれ、三人の弟、四人の妹がいる。

幼いころから剣才を発揮し、村の道場で剣術を習った。

長男として責任感を持った人物として成長。

バルモア連邦結成時は東方諸国の大陸侵出を歓迎した。

貧しかった東方諸国が大陸の大国たちに勝る勢いを持っていたことを誇りに思っている。

憧れの人物はバルモア連邦三剣士。

徴兵され兵士になった直後、バルモア連邦がファリス帝国に切り崩され始めた。

不満に思いつつも兵士として実直に命令に従う。

プラナーベ共和国出身兵士、『ヴァイレイト』への強制的な所属を強いられる。

第七師団に従属する形になり、『ヴァイレイト』の一員として従軍を続ける。

各地の戦闘で槍働きを見せ、勇敢さで評価される。

ガーゼット・クラウリーからも指導を受け、彼が指揮する作戦にも参加。

故郷で赤毛の剣士が暴れている噂を聞く。

怒りと同時にソルジェに興味を抱く。

第七師団に帯同した『ヴァイレイト』、ルード侵略へと赴いた。

ルード侵攻作戦で死亡したと思われている。

―――以後、本編とあまり関係ない設定―――

戦後、ルード王国のケットシーの商人に見つけられて保護、治療を受ける。

傷が癒えたあとは自由にしていいと商人に言われた。

ことの真相を知りソルジェを恨むが、もはや故郷にも戻れないと覚悟を決める。

自分の名前を使われて戦場は混沌に陥っていた。

死んでいると判断された方が、家族にも迷惑がかからないと判断。

脱走兵や敗残兵と合流し、傭兵として生きることを決意。

ゼロニア平野、ヴァルガロフへと向かう。



将来の夢:復活したバルモア連邦の兵士になりたい!



・見た目

黒髪と黒い瞳。日焼けしていて、精悍な顔立ちの青年。筋肉質であり、身長も高い。従軍歴もそれなりに長くなっており、あちこちに古傷を持っています。



・性格

階級以上の責任感を持つ人物。貧しく助け合いを基調にする漁村で、大家族の長男として育ったせいで面倒見が良く調和を重んじる青年です。『ヴァイレイト』が危機に晒されたときには自ら大役に志願しました。それは出世欲から来るものではなく、生来の責任感によるものです。




・武器

バルモア連邦制式刀。バルモア流刀術。

責任感と仲間から信頼される能力。

※熊神の落胤。焼かれたとき覚醒、そのまま生き残る。ただし大した力はなく、完全な熊にもなれない。



・家族

祖父母、両親、弟三人、妹四人がバルモア連邦領内で健在。それぞれ漁師や兵士、都会への出稼ぎなどを行っている。



世界観

ガレオン・デールにとって世界の中心にあるのは憧れを抱いたバルモア連邦です。バルモア連邦は憧れとプライドそのものであり、ファリス帝国に事実上解体、吸収されてしまったバルモア連邦を、誰かが再建して欲しいと渇望しています。


貧しくてマジメで面倒見がいい性格ゆえに、『正しい発展』を故郷が迎えて欲しいと祈っていました。豊かな国と、それを保証する強い軍隊。領土拡大戦争に対して熱心な支持者である一方、生来のやさしさが破壊された街並みや侵略戦争の被害者を見ると心を痛ませもしました。


人種差別の意識はなく、亜人種であろうとも分け隔てなく接する。


バルモア連邦の有力者や富裕層がファリス帝国に金につられて、その結果、解体されてしまったことから、無責任な金持ちへの反発心を抱いています。


ガーゼット・クラウリーは幼いころからの憧れの人物。バルモア連邦三剣士をソルジェが倒していることにははらわたが煮えくり返る思いを抱く一方、剣での殺し合いは公平だとも信じている。


政治思想に対して感情の歯止めが利いてしまう人物であり、やさしい常識人です。ソルジェが化けていた将軍に敬意を持ってしまったことは一生涯の苦しみになります。


能力主義の帝国軍にいればもっと出世できたかもしれませんが、『ヴァイレイト』は政治的に警戒されてもいたため士官になれませんでした。



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