ファンタジーの破滅

第4話―チート能力―

ここからファンタジーの問題点を語って行こうと思います。

ファンタジーで欠かせないといえば誰でも思い浮かぶだろうチート。

由来をまず書きます。ゲームの普及に伴って不正改造も広がって利用されるようになりました。

インチキする不正改造。

そこからイカサマのようにスゴい!という称賛から徐々に世間で認知されるようになったインターネットから生まれたスラング。


まずこのチート能力という属性(ファンタジーな意味ではなく)を主人公に与えると戦闘の躍動感を破綻する危険をもたらす可能性があります。

失敗例を挙げたいところだけど好きな作品を貶すような気持ちにさせるかもなので控えて、なろう系の上位でよく見られると

思います。


主人公がチートという無敵とも呼べる力を手にすれば執筆は楽になります。

どうやって主人公が逆境を乗り越えるか展開を書かなくていいし悩む負担も減る。これが執筆活動の初心者になら慣れないうちは練習用として良いですが慣れている側がするには

デメリットが多いと思ってほしい。


ではチートの破滅的な展開と思うのは戦闘をあまりさせない方がいいと思います。

個人的には主人公をあまり戦闘しない例を挙げるますと。

魔法科高校の劣等生。

スパイ教室。

に、なると思います。ネタバレ避けますので安心して読んでください。

とくにスパイ教室では主人公が戦闘を最後に終わらせるのは、緻密だなと感じました。

そしてチート主人公の失敗は主人公が積極的に戦闘を描写されるものと個人的には思います。逆にそれをコメディ風にして見所させた作品もありますが。


さて私が何が言いたい方というとチート能力は、どういう役割を果たすかを考えた方がいいことを伝えたかったのです。

私が以前、書いた作品では自称普通の青年がチート能力を手にする。

妄想が現実になった。しかし賊や敵兵などの生殺与奪をしないとならないシーン。もし悪人を見逃せば賊は生活や欲求のため民を襲う。これは学校でイジメをする人間が反省の姿勢を見せても時が経てばイジメするのと同じ。「復讐は、よくない。悪人だって人じゃないか!」この殺めること選択せず民が搾取されると、ただの主人公がチートという大きな権限に苦しむ描写にしようと私は考えて

投稿しました。

最後にチートを主人公に与えるのは悪くはないです。しかし相応な技術とメッセージ性などが無いと読者は飽きてしまい離れますし書きている側も飽きてしまいます。

ただ主人公を作者にしたもので敵を一方的に倒すという虐殺、女の子にモテたいとハーレムを築く自己の性癖を読者に見せる手法では

駄目なのです!

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