ジャッジって難しい

 クロアチア戦楽しみですね、夜更かし必至です。風間浦です。


 この数日、ネットを見てると2つの「ジャッジ」に関心が集まっているようです。




 1つはワールドカップ、日本代表の対スペイン戦。三笘選手の「1mmアシスト」です。


 技術的には逃げていくボールを全力で追いかけ、ただ足を伸ばして触るのではなく、横よりマイナス方向にクロスを折り返すという超高難度なプレーです。これぞ世界最高峰の大会に相応しい。


 インプレーかアウトかは、真上からの決定的な画像があるので議論の余地は無いでしょう。ボールの接地面がラインを越えていようとも、真上から見てボールの外周が僅かでもかかっていたならインプレーなのです。


 正確なジャッジの補助をする為、VAR(ヴァーチャルアシスタントレフェリー)が導入され、ここでも活躍しています。


 もしもこれがメキシコ大会に導入されていたなら、マラドーナの「神の手」ゴールは生まれなかったでしょう。


 誤審も含めて人間の審判がゲーム進行をするのがいいんだとか、議論を呼んでいますね。私は、ワンプレーで人生変わっちゃう事もあるので、正確なジャッジがいいなと思います。




 2つめはジョブチューン。私は例によって見てないです。その上で思った事を。


 今年の頭だかにも、コンビニおにぎりに駄目出しされて担当者が泣いたとかで炎上してましたね。


 正直、どっちもどっちだと思ってます。


 だって、勝手に商品をジャッジしてる訳じゃないですよね?双方で合意してる訳ですよね?不合格出されても話題になれば、美味しいですよね?


 担当者を晒し者にするのを許可したコンビニチェーンの方に首を傾げざるを得ません。


 で、今回はファミレスチェーンのロイヤルホストの商品を、1流料理人やパティシエがジャッジしたとか。それで人気メニューのパンケーキへのジャッジに批判が集まってるとか。


 うーん、って感じです。


 価格帯も客層も違う訳です。あわよくば有名シェフからポジティブなコメントを貰えたらって、ロイヤルホストの色気もいやらしいなってのが正直な感想です。


 ジャッジは妥当でしょう。言い方どうこうってのは、番組の演出や編集でどうとでもなるし。


 そりゃ1流シェフも1流パティシエも、自分を1流たらしめてる視点でジャッジしますよ。ファミレスの価格帯で実績を挙げてる人じゃないんだから。


 ファミレスチェーンが集まってお互いにジャッジし合うとか、1流の料理人がファミレスの価格帯で出せる商品を作るとか、逆にファミレスのキッチンスタッフが金に糸目をつけずに勝負するとか、それならまだしも。


 番組のコンセプトがズレてる以上、そりゃ揉めるわなとしか。むしろ審査員の人達のダメージがエグすぎません?

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