第12話 清和源氏2

☆☆☆清和源氏・略系図


清和天皇 ……┬【頼光】………………………………………… 頼政 ― 仲綱

       │

       └ 頼信 ― 頼義 ┬【義家】… 為義 ┬ 義朝 ―【頼朝】

                 │         │

                 │         └ 義賢 ― 義仲

                 │

                 └ 義光 …………………………… 武田



 ちなみに、血が清和天皇に近ければ近いほど、源氏にとっては、身分も高く、華やかな時代となります。

 代を重ねて、為義・義朝くらいまで降りてくると、かなり身分は落ちて、生活も苦しくなってきています。


 義朝・頼朝くらいから、新たな武士の時代がはじまり(平家のおかげで……)、そのなかで、本家の頼政が「従三位」という冠位にまで上り詰めたのは、すごいことだと言えます。

 頼朝は最終的には「正二位」という、先祖から考えると異例、ありえない冠位にまで昇進しました。



☆ 清和源氏の冠位 の 推移 ☆


正四位上 ←清和源氏の最初の頃

正四位下 ←頼光。  ←八幡太郎・義家


従四位上

従四位下 ←義朝(頼朝の父)


正五位上

正五位下


従五位上

従五位下 ←為義(頼朝の祖父)


 正四位上からはじまった冠位が、次第に下がっていることがわかります。

 義朝は、最後にがんばって、ぎりぎり四位まで押しあげました。



※ 冠位 …… 朝廷から、個人に下される、格付けのこと。

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