43点目 「あれっ、このお金って……」    【5/12(木)】

 いやー、いつの間にか半月前まで毎日投稿してたとは思えないほど更新しなくなりましたね(笑)

 最近は何かと理由をつけて更新をサボりがちですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 雨の日やムシムシとする日も増えてきて、着実に梅雨に向けて季節が進んでいってるなぁ、と感じる今日この頃です。お仕事していても、雨の日に当たることが多くなった気がします。

 急に雨の日が多くなると、一時的に深夜のお客様が減りますから、今はちょっと嵐の前の静けさ、みたいな感じでしょうか。

 さて、今日のお話はレジが舞台です。

 最近ではやれPa◯Payだの、◯払いだのバーコードを使った電子決裁が増えてきましたが、それでもまだ半分ぐらいは現金払いのお客様がいらっしゃいます。今日はそんな、お客様とのお金のやり取りについてのお話です。どうか最後までおつき合い頂けましたら幸いです。

 その昔、コンビニバイトの子が二千円札を偽札と勘違いして、ちょっとしたニュースになったみたいな話があったと記憶してます。紳士淑女の皆様方からすれば滑稽な笑い話かと思いますが、実際にコンビニ店員をしておりますと、あながち笑い話で済まないと感じることがございます。

 さすがに二千円札を偽札だと騒ぐお間抜けな子には出会ったことがありませんが、旧紙幣とかは結構知らない新人の子が多いな、と感じますね。そういうお金を見ると、ものの見事に皆一様にレジで固まりますね。夏目漱石の千円札ですとか、新渡戸稲造の五千円札、聖徳太子の一万円札なんかです。まぁ、こう書く私も、実際に使ってた世代ではないんですけどね(笑)

 ちなみに、日本円である以上、お客様がそれら旧札をお出しになられても普通にお預かりしてお釣りをお渡しします。

 ただ、私の場合は「こちら旧札ですがこちらからお会計頂いてしまって大丈夫ですか?」とお声がけするようにしてます。記念に財布に入れておいた旧札を、うっかり現行のお金と間違えてお出しになる、といった場合もままありますからね。それで問題ない場合は、そのままお会計を頂戴してしまいます。

 ここで問題になるのが、お預りした旧札のその後。

 まさかお客様にお釣りとしてお渡しするわけにもいかないので、現行のお金とは分けて保管します。詳しく把握しておりませんが、その後銀行などで交換してもらう形になるはずです。

 新版と旧版のお金でひと騒動があったものと言えば、五百円玉のお話が皆様の記憶に新しいのではないでしょうか。新硬貨が使える場所があったり、使えない場所があったりと、しばらくは街中でも混乱する場面が多かったように思います。

 コンビニもその例外ではなく、私の働く店舗でも切り替え当初は色々とあたふたすることが多かったです。ちょうどこの直前に、レジが自動のものに切り替わったのも混乱に更に拍車をかけてましたね。それまでの昔ながらのレジスターから手動でお金を出し入れするタイプから、機械にお金を投入してその中からお釣りが出てくるタイプになったんです。

 完全なセルフタイプのものもあったり、店員が操作するものがあったり色々ですが、最近このタイプのレジって、コンビニとかスーパーとかでよく見かけるようになりましたよね。このタイプは機械が自動的にお金を識別し、お釣りまで自動で出してくれるという大変便利なものです。

 が、ここで問題になったのが、件の五百円玉問題です。機械は新五百円玉と旧五百円玉には対応できたんですけど、その更に一つ前の五百円玉には対応できなくなったんですよね。厄介なのが、この「旧々五百円玉」はまだ結構な数が出回っているということ。というより、旧五百円玉と旧々五百円玉はよほど注意して見ないと違いが分からないぐらい似てますからね。

 自動レジに移行してからは、お会計に旧々五百円玉が登場した時は店員が別の五百円玉に交換して対応しています。交換用に何枚かレジ中に五百円玉がストックされているんです。それとお客様からお預りした古い五百円玉を交換して機械に通す、って流れです。

 完全に余談なのですが、私が驚いたのが、今回の新五百円玉の騒動があるまでサキちゃんが五百円玉に旧と旧々が存在していたことを知らなかったこと。本人曰く、「これまでそんなこと意識したことがなかった」らしいです(笑)

 この五百円玉騒動も、最近になってようやく落ち着いてきた気がします。

 さて最後に、五百円玉と聞いて私が思い出すレジでの思い出話を一つ。

 もうかなり前のことなのですが、ある時お客様がお会計で五百円玉をお出しになりました。確かお支払い金額ピッタリに小銭を出されたお客様で、私は特に気にせずそれをレジの中にしまおうしました。が、その時、どうも五百円玉の色がいつもと違うことに気づいたんですよね。

 一瞬頭によぎったのが、「このお金ってホンモノなのかな?」ということ。

 その昔、五百円玉とその一割程度の価値しかない他国の硬貨が瓜二つで、自販機などではどちらも五百円相当として使えたという話は聞いたことがありましたから、私は咄嗟にそのことを考えたのです。

 幸いその疑惑の五百円玉は大昔の記念硬貨でして、私は慌ててお客様を追いかけていって正規の五百円玉と交換して頂きました。どうやら間違えて記念硬貨でお支払いをしてしまったようでした。

 いやー、今思い出しても冷や汗もののお話ですね(汗)

 言ってしまえば全て私の早とちりなんですが、店員として少なからずそういう事態に遭遇する可能性がある、ということを再認識した出来事でしたね。

 まぁそれも、自動レジとなった今では昔の笑い話ですけどね。

 今日のお話いかがだったでしょうか。

 どうも久しぶりで感覚が鈍っているのか、前ほどスムーズに書けなくなりましたね。やっぱりサボると目に見える形でボロが出るようです(笑)

 それでは、今日もこの辺で。

 ここから数日天候が乱れがちとのことですので、皆様お気をつけて。

 またのご来店を、心よりお待ちしております。

 

 

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