21点目 「エスパーではございません!」 【4/9(土)】
何とか続きは更新できそうです(笑)
昨日はとんだお目汚しを失礼いたしました。
今日は腐男子成分少なめの真面目なお話ですので、最後までおつき合い頂ければ幸いです。
コンビニ店員をしていると「理屈はそうだけども…」といった、どうにもスッキリしない出来事にも多々遭遇します。これはまぁ、どの業種でもあることでしょうから、大学生の若造になんか言われたないぞ、なんて言われそうですね……。
ちょうど先日少し腑に落ちない出来事がありましたので、今日はそのお話を書いていきたいと思います。
これは、私が先日お仕事している時に考えてた話。
その時私は、レジから少し離れた冷蔵ケースで作業をしていました。店内には店員私一人に対して、お客様は三人。冷蔵ケースを触っていたので、私はレジに背を向けている状態でした。作業途中で視線のようなものを感じて振り返ると、レジの前にお客様が。
大半のコンビニがそうだと思うのですが、レジの少し手前の床に「ここでお待ち下さい」といった感じのシールを貼っております。道路の停止線みたいなヤツです。
私がお仕事をさせて頂いている店舗でもそのシールが貼ってあるのですが、お客様はその線のところに立たれていて、私の方をじぃーと見られていたのでした。「いつになったらコイツ気づくかなぁ」みたいな、聞こえるはずのない声が聞こえてきそうなお顔で。
その後私がすぐさまレジに飛んで行ったのは言うまでもありません。チラチラとレジの方を見ながら作業をしていたつもりでしたが、ちょっと気を抜いた一瞬の出来事でした。
このお客様は常連の方なんですが、この方はいつもこんな感じなんですよね。レジで対応させて頂く時も、必要最小限に片言しかお話にならないような感じの方です。
深夜にいらっしゃるお客様には、こういう方が意外といらっしゃいます。
私やサキちゃんは常時アンテナを張っているので、お待たせするのはどんなに長くても30秒ぐらい。ですが、パッとレジの方を見た時にお客様が立っていらっしゃるというのは、やはり心臓に悪い光景ではありますね。
基本そうならないように先を読んで行動するようにしておりますが、いかんせん我々はエスパーではないので、どうしてもお客様を少しお待たせしてしまうこともあります。
こういう場合において、もちろんこちらがいち早く気づいてレジに向かうべきが筋です。お客様をお待たせしてしまったこちらに非があることには間違いありません。
しかしながら、少し贅沢を言わして頂きますと、ほんの一声でもお声をかけて頂ければなぁ、とは思います。少々荒っぽい物言いであっても全然いいのです。店員からしますと、無言で立たれていらっしゃるよりも数倍気が楽です。不必要にお客様をお待たせすることもなくなりますし、そちらの方が万事丸く収まるんじゃないのかなぁ…、と思う時もありますね。
まぁでも、特に深夜にいらっしゃるお客様には色々な方がいらっしゃいますから、中々それが難しいお客様も多いのだろうなぁ、とも思っています。ただ、お客様の全員が全員そうかといえば、私が拝見している限りそうではないような気がします。
先程の常連のお客様もそうなんですが、何と言いますか、その、コンビニ店員そのものを下に見ている、と申しますか、我々店員を試しているかのようにこちらが感じてしまうような言動を取られるお客様というのも少なからずいらっしゃいまして、そういう時は何とも言い難い複雑な気分になりますね……。
お客様からお𠮟りを受ける時に「コンビニ店員のくせに…」といったお𠮟りの言葉を頂戴することがありますが、そのお言葉の裏に「所詮コンビニ店員なんて大した仕事もないでしょ」といった含みを感じたりしますと、「何かなぁ」とちょっと腑に落ちないような気分になる時があります。コンビニ店員はエスパーように何事にも完璧を求められがちな面が多い気がするので、致し方無い部分ではあるかと思いますが……。
この深夜のレジ待ち問題の解決策として、オーナーに呼び鈴を置きたいって話をしたことがあるんですが、「そんなもん置くのは怠慢だ!」と一蹴。オーナーの言い分も理解できるところがあるだけに、私もそれ以上は何も言えませんでした。
この深夜のレジ待ち問題について酒の席でサキちゃんと話したことがあるのですが、サキちゃんは「それ地味に腹立つヤツだよねー。あのさ、余程の事情があるなら別だけど、自分がして欲しいことはちゃんと口で言えっての。子どもじゃないんだし」とバッサリ。
素面で店員として制服着てたら一発アウトな発言ではありましたが、その時ばかりはちょっとだけサキちゃんの言葉に賛成してもいいかな、って思いました。
この問題も、色々な立場の方からそれぞれのご意見があると思うので、何とも難しいところですよね……。
ここに書いたものはあくまでもタカハシ個人の意見ですので、ご覧の皆様にはその点ご理解頂ければ幸いです。
さて、今日のお話はこのぐらいで。
それでは、またのご来店をお待ちしております。
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