20点目 「アレの話」           【4/8(金)】※閲覧注意

 とうとう20点目になりました。

 記念すべき今日のお話は、私が腐男子として前々から書きたいと思っていたお話。

 だけど同時に、ホントに書いて大丈夫なのかなってびくびくもしています。

 いや、今までかなりギリギリを攻めてばかりでしたけど、今回ばかりは本当にどなたかからお𠮟りを受けそうな気が……。

 連載がストップした時は、そういうことなんだなって察してください(笑)

 さて、今日のお話はズバリ「アレ」について。「アレ」が何なのかは、お読み頂くうちにお分かり頂けると思います。いや、何だかんだ言って、沼の底を覗いた腐男子腐女子の皆様方のはお好きな話題だと思いますので、最後までおつき合い頂ければと思います。

 今回のお話の舞台は、コンビニの店舗を飛び出して、サキちゃんのお家。今日は一つ、我ら腐男子と腐女子の宅飲みの模様をお送りすることにします。酒飲み二人の戯れ言を、包み隠さず書いていきましょう。

 仕事終わりから飲み始め、一時間ぐらい経った頃───。

 時刻は午前3時前。

 もうすっかり出来上がっているタカハシ君とサキちゃんには、自制心や良識というものが欠落している状態。こんな状態の腐男子と腐女子がサシで吞んでいるとなれば、自ずと話題は下世話な話に…。

 ただでさえこの二人は素面でも平気で下世話な話をする人間どもですから、お酒が入るともう止まりません(笑) 

 話は大いに盛り上がり、話題はついに「アレ」についてに…。

 「ねぇサキちゃん、お仕事しててゴ◯って売ったことある?」

 「そりゃあるでしょ。長いことコンビニ店員やってるんだから」

 「マジで⁉」

 「んな食いついて中学生かっての」

 「俺全然売ったことないんだよね…」

 「そりゃそうでしょ。タカハシ君男だもん」

 「それ関係あるか?」

 「あなたメイトでBL買う時女性の店員さんのレジ狙って行くじゃない」

 「同性だと気まずいんだもん」

 「それと一緒よ」

 「お主、天才か?」

 「バカ言ってんじゃないよ」

 その時はホントにマジで発明王レベルの大発見だと思ったんですよね。いや、お酒の力って怖い……。

 「いやー、一度でいいからイケメン二人組にゴ◯売りたいんだよね。でもそれが推しだったらたぶん発狂するなー」

 「そこは『末永くお幸せにー』って店員スマイルで声かけるとこでしょ」

 「いやいや、我々店員は壁にならなきゃいけないんだからそれは掟破りでしょ」

 「あー私としたことが…。そこは顔に出さず温かく見守るべきなのに」

 いや、あんたら二人とも大間違いだからね?       

 本当にそんなことしたら秒でクビだからね?

 これをご覧の皆様も思いっきりツッコミたいところかと思いますが、まぁ酔っぱらいには何を言ってもムダですからね…。 

 「あ、そういえば私前に男の子二人組にゴ◯売ったことある!」

 「あー何かそんなのあったねー。あの時お会計終わってすぐ俺のとこに報告しにきたじゃん」

 「そーだったわー」

 「割りとかわいい系の二人組だったんだっけ?」

 「そうそう。めっちゃ仲よさげな感じだったー」

 「えーヤバ過ぎだろそれ」

 「お仕事中だったけど、めっっちゃ眼福でしたよ」

 「えぇーズルいー。そーゆーのはちゃんと俺にも教えてよー」

 「わかったから私に絡むな」

 「いや、でも真面目に考えてさ、男二人でゴ◯買いにくるってどーゆーシチュなのか気にならん?」

 「マジで二人で使うか、ジャン負けした罰ゲームとかじゃない?」

 「うっっわ。それ最高やん」

 「BL とかでもジャンケンしてどっちかがゴ◯買いに行くとかあるじゃん」

 「えっ、待って、想像しただけでヤバいんだけど…」

 うん。今一番ヤバいのは君だから大丈夫(笑)

 「『俺はゴ◯使う相手がいるぜ!』みたいなアピールの意味もあんじゃないの?」

 「何かそうやってちょっとイキって背伸びしてる感じの高校生とかマジ尊いわ」

 「それなー」

 「学ランとかブレザー姿のイケメンが買いにきたら卒倒するな」

 「えーそれはタカハシ君だけでしょ」

 「とか言って絶対お客さんの顔しっかり見るくせに」

 「私はそんなお下劣なことしませんー。せいぜいコソコソ持ってきたゴ◯の箱を堂々とラベル見えるように渡すだけですー」

 「うっっわ。性格わっっるー」

 「『何をコソコソ恥ずかしがってるんだよ!』って言いたくなるじゃん。グラビアとかも思いっきり表紙上にして渡すよ」

 「それはあなただけだって」

 「いや、使わない方がよっぽど恥ずかしいことだからね! 私マジで女子が『えぇーワタシそーゆーのワカンナイー』みたなこと言ってんの見ると腹立つのよね」

 「それを俺に言ってもしょうがないでしょ」

 「まぁそれはそうなんだけどさ」

 「あぁーイケメン見たい。酒のツマミにしたい……」

 「業が深いな…」

 こんな話が、このまま延々と朝まで続き……。

 いや、今私はこうしてその時を思い出しながら書いてるわけですが、もう何と言うか、救いようがないですね……。もうこれぐらいにしておきましょう(笑)

 でも腐男子腐女子たるもの、こういうお話が大好物なんですよねぇ。一番酒が進む話題です。

 お目汚し失礼いたしました(汗)

 ここまでご覧頂いた皆様、ありがとうございます。

 またのご来店、心よりお待ちしております。

 はたして続きを投稿することができるのやら……。


 

 



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る