あなたへ

 

いったい世の中には

”おんな”という性を受けた人が

何人いるのでしょう


広い砂浜の ほとんど無限の砂つぶの中から

”わたし”という砂つぶを選んで

そのあたたかい手のひらに

受け止めてくれたあの日のあなた

不思議ですね

でも偶然だとは思いません


あなたが砂浜を歩いている時

きっと私の前で 立ち止まってくれる

そんな予感がありました


だって・・・・・


淋し気なあなたの 表情の片隅に

限りのないやさしさが 見えたからです

あなたこそ 人の心の本質を 見分けることの

できる人だと 思ったからです


そして・・・・・


あなたは私の前で 立ち止まった

あなたが立ち止まってくれたから

私は輝きました


ありがとう・・・・・


今私は あなたの

あたたかな大きな手のひらの中で

そのぬくもりを 全身に感じています


できるなら・・・・・


これからもずっとずっと

あなたのそばに居させてください


ねぇ あなた・・・・・





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