ときには大喜利というのも悪くないだろう、への挙手

真花

ときには大喜利というのも悪くないだろう、への挙手

【ご挨拶編】

問①

・あなたのペンネームとその由来を教えてください。


「真花」です。「まばな」と読みます。

 花がいいなー、と思って、一番の花は何だろうと考えた結果、真の花、と決めました。読み方は母音が「あああ」と続くストレートAが気に入ってこう読ませました。


問②

・現時点で自作の中で最も気に入っている作品を一つ紹介してください(※星の数とかは関係なく、思い入れのある作品とお考えください)


「さよならの明星」

 失恋した日の話です。

https://kakuyomu.jp/works/16816927860197432829


【大喜利編】

問③

・一生に一度は言ってみたいけど、たぶん言うことはないだろうなという台詞とは?


 大きな厄災に立ち向かう私たち、今日は辛うじて退けたけど、子供も大人も、そこにいる全員がボロボロで、その瞳に絶望を宿し、へたり込んでいる。昇り来る朝陽、私は一人立ち上がる。

「私に付いて来い。お前ら全員、今日から私の家族だ」


問④

・「……そうか、あれからもう一年経つんだもんな」の前に入る台詞を入れて下さい。


 テレビでニュースキャスターが困った顔をしている。

「今日、JR新宿駅の改札をムーンウォークで通過しようとして失敗した男性が、他の客とトラブルになるという事態が発生しました。男性は『尊敬する人の真似をしただけだ。みんなも見習え』と主張しています」

「ああ、それ、私のことだ……そうか、あれからもう一年経つんだもんな」


問⑤

・「うわ、俺(私)って救いようのないアホだ」と思った瞬間は?


 お尻でドアを閉める練習に、素振りをしていたら腰痛になった。しばらく動けなかった。


問⑥

・「蹴手繰り」「ちょん掛け」「三所攻め」など相撲には個性的な決まり手がありますが、全然関係ないのになぜか相撲の決まり手のように聞こえる言葉をどうぞ(複数回答可)。


 ダンロップ


問⑦

・全米が涙したという興行収入第一位の映画「The Winter Tale(邦題:あの冬の物語)」を一気に台無しにしたキャッチフレーズとは?


「続きはWebで」


問⑧

・「もしかしたらこれが自分の隠された性癖だったのかもしれない」……何があった?


 ちょっと疲れたなって思って、路傍の花壇に腰を掛けていた。空は青くて、空気が澄んでいる、人通りは少ない。小さくため息をついた。遠くから足音が聞こえる。私はその音に自然に、自動的に耳をそばだてていた。徐々に近付く足音、どうしてだろう、その距離と反比例して私の胸の裏が掻きむしられるような、でもそれは決して不愉快なものではなく、むしろ心地よくて、私は全霊でその音を追う。気付けば目を閉じていた。私の前を通過して、再び遠くなる足音。どこまでも追っていたいのに、ああ、消えてしまう。その音が完全に遠のいた直後、私からさっきとは全く色味の違う、ピンク紫のため息が漏れた。


問⑨(昭和生まれサービス問題)

・昭和あるあるをお願いします(リアルタイムじゃない方はイメージだけで書いて可)


「平成生まれ!? もう大人なの!? ついこの前じゃん!」 もう三十代もいるよ。


問⑩

・目の前で落ち込む人(部下、友人、親族……誰でも可)に、もしかしたら心に響くかもしれない話の切り出しかたとは?


 彼女は澱んでいる。何があったのかは分からないけど、どうしようもなさは伝わって来る。

 放課後の校舎、部活終わりに忘れ物を取りに来たら彼女がそこに座っていた。ちらりと私を見る。完全に他人とは言えないけど、友人と言うには少し遠い距離、だけどその目は誰かを、私かどうかは分からないけど、求めている。何でだろう、見過ごせない。……私は覚悟を決めて、彼女の前に立つ。

「お尻でドアは閉めない方がいいよ」


 ※マジレスは上記「問②」に書いた「さよならの明星」にたまたま載っています。



 本当に、お尻でドアは閉めない方がいいです。

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ときには大喜利というのも悪くないだろう、への挙手 真花 @kawapsyc

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