第21話

「るみか様、こちらです」

図書室の扉まで案内してくれた。

まるで入口までしか案内しないような雰囲気をだしている。

「モーブは入らないの?」

「はい、るみか様の勉強の邪魔をしてしまっては

申し訳ないので」

見知らぬ場所で、必要以上に緊張してしまうのが

昔から私の癖だ。

「本棚の背が高すぎる、

こんなの絶対届かないでしょ」

といっていたら、はしごを見つけた。

「ああ、あれ使うんだ」

この世界の人は魔法かなんかで取るのかと思っていたので一安心だ。

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