あとがき


 先日、とある方の日記を読みました。

 その人は僕と同い年で、でも、僕より沢山の星をもらえて、面白い作品を書いているし、正直、「いいなぁ。羨ましいな」とそれを見るたび思うし、「なんで俺のもこれぐらい伸びないんだよ」と心のどこかで思う自分もいました。

 しかし、その人が、ある日の日記で、今の心境を綴っているのを読んで、その人の小説を書いていて、辛いこと、悲しいことを知りました。僕自身も心が痛くなり、悲しくなりました。

 同い年という、どこか親近感を持っているというのが理由かもしれません。別に相談を受けたわけでもないし、逆に迷惑になってしまうかもしれません。しかし、この作品を書こうと構想を練っている時、自分が積み上げてきたものを信じられなくなった人は、他にも沢山いて、僕もその中の一人だと気付きました。

 カッコつけるわけでもなく、ただ、この作品を読んでくれた人のことを肯定でき、エールとなり、また、歩み出せる手助けになれば幸いです。

 全ての人に届きますように。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

醍醐潤 @Daigozyun

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ