ある日のこと 9

ここはクリエイティブな物書きと、それをこよなく愛する読者さんが住んでいる国『カクヨーム王国』である。


『カクヨーム王国』では、それぞれのカクヨムさんたちが、それぞれの本屋さんを持っている。その本屋さんでは、なんとその店主のカクヨムさん達が書いたお話のアトラクションに、無料で参加できるのであーる。


さてさて、本日は何やらかなりお疲れの様子で、このカクヨーム王国へとやってきたようだ。目の下にクマができているようにも見える。どうしたのだろうか。早速今日の和響わおんとやらを覗き見してみよう。


――めちゃ眠い。そして、もう、キーボード叩きすぎて、画面見すぎて、う、腕がだるいぞ。こ、これは、あれだ。何か書くなら短めにして終わらないといけないやつだ。そうだ、こいう時はあれだ。元気になるいつものダンスミュージックをヘッドフォンだ。


彼女は、そう心の中で言いながら、普段から相棒と呼んでいるヘッドフォンを装着し、スマートフォンで自称連載作家気取りBGMを再生する。


――ううん。いつもよりはもっこりこないけど、さっきよりは元気になってきたぞっと。えっと、今日は、どんな通知があったかな。そういえば、さっき、レビューが入っていたはず。どなたが何をレビューしてくれたんだろうっと。えっと、もう知ってるよ、右上だよね。そんでもってベルマーク。あぁ、やっぱり今日は指の動きが悪いな。これ書いたらちと昼寝でもするか。お! あったこれこれ!


はっ!今気づいた。指が疲れてるのに、この前の文章書かないで、「いでよ!通知画面!」ていえば、目の前に出てきたんじゃぁないか……?……うむ。次はそうしよう。読んでる人も迷惑だろうし。ということで、さっきのレビューはっと?


「それな!!!」


――おっといけない。独り言で叫びすぎた。えっと、もう喋るのもだるいくらいなんだから、独り言もやめとこう。あ、でも、これは口に出さないといけないやつだ。


「いでよ!【祈り 作者:和響】https://kakuyomu.jp/works/16816927860583337962  のレビュー!」


『今だから世界のみんなに届けたい!今だから! 

★★★ Excellent!!! 小烏 つむぎ

 

緊迫した状況で、死の淵を覗きながら生きている人々がいる。

ぬくぬくした場所で、不満を胸に生きている私のなんと平和なことだろう。

このお話しを読んだきの胸に溢れた想いを、みんなと共有したい。

今を生きる昔子どもだった多くの人たに、これからを生きる今の子供たちに。

子どもだった頃を忘れた、かの国の王様に、届け!』


――あぁぁ。もう、本当、


「それな!!!」


――あ、また独り言で突っ込んでしまった。本当それ。もう今日朝からずっとテレビ見てるし、昨日からずっとホームページ作ってる。だって、カクヨーム王国の外の世界に船出しなければ、もっとたくさんの人にお手紙届けに行けないと思うから。昨日せっかく、白瀬隆さんが英語訳してくれたんだからね! 

えっと、レビューしてくれたのは、小烏 つむぎさんか、えっと、小島さんといえば? あ、あかん、頭が働かないぃぃぃ。というわけで、


「いでよ! 小烏 つむぎさんの本棚!」


【小烏 つむぎ https://kakuyomu.jp/users/9875hh564


「おお! この方でござったか!」


【田んぼと空の間には山があるのだ!  作者:小烏 つむぎ】https://kakuyomu.jp/works/16816927860138892715


――確か、せっかく都会のマンションから田舎に引っ越したのに、大好きな猫が飼えないと嘆いている素敵な方だ! となんかちょっと元気もらった気分!


「ありがとうー! 小烏さーん! レビューもありがとうだけどー! なんか元気出てきたー! だって小烏さん、せっかく猫飼えるって思ったのに、お姑さんが猫嫌いで飼えないんですって言って、私の書いた宝物のお話、【秘事は睫】の続編、【続・秘事は睫】で、何とコメントで、『今後もここで猫成分を補充させてください!』なんて言ってもらった人だったよね!」


――……実はこのコメントで、すっかり存在を忘れていたエッセイだったという……。うむ。たまには書こうかな。猫目線。と、それはさておき!


「小烏さんありがとうございます!レビューも嬉しかったし!元気出て、涙もちょっぴり出てきましたぁ! 本当それなですよね! 何やってんだ! ですよね! 本当それなですよね! もう本当、いますぐやめてほしいですぅ。ズズズッ。っと」


――こういうのは大声で聞こえるように言わないとね! んん!? なんか、今、新しい通知が飛び込んできたぞ!? おお??!! こ、これは! 聖女様ではないか!


「いでよ! 私の近況ノート!」

https://kakuyomu.jp/users/kazuchiai/news/16816927861095837328


――なになに?


『私のブログに載せてもいいですか? 和響さんのカクヨムのページ、翻訳のカクヨムのページ、ホームページのリンクを載せようかと思っているんですが、ホームページのリンクはイラストが完成してからの方がいいですかね?』


「あぁぁぁぁぁぁ!!! ヒナさん!!もうね、涙が出まくりですよぅ。なんてタイミングなんだ!本当にありがとうございます! ぜひお願いします!」


「いでよヒナさんのページ!」


【ソラノ ヒナ https://kakuyomu.jp/users/soranohina


――もうね、ヒナさんは、聖女様ですよ! 本当なんて優しい作品書くんだって人ですよ! あぁ、コメントもらっただけで、光魔法で回復したようだ! 私が長編読んだことがあるのは、初! 乙女ゲームの妄想アトラクションだった、いでよ!


【恋のかたちを知りたくて〜私は攻略キャラの恋のお手伝いをしたいんです〜 作者:ソラノ ヒナ】https://kakuyomu.jp/works/16816700426932328850


――これはすごい良かった。いや、もう何読んでも最高なんだけど。胸が優しくなれるんだよね。こういう気分の時は、再読して癒されるのもいいかもしれない〜あぁ〜でも眼精疲労が〜シクシク……本当、でもそのコメントだけで癒されたよヒナさん、大好きだよヒナさん、本当にありがとうヒナさん……そうだ、最後に、今読みたいヒナさんの作品だけ呼び出しておこう。いでよ!


【私の瞳に映るあなた 作者:ソラノ ヒナ / 恋愛 完結 3話】

https://kakuyomu.jp/users/soranohina/works


――おお! ホログラム見てるだけで、恋愛モノってわかるわ。なになに?


『*【カクヨム文芸部 公式自主企画】カラダの芯に触れてくる恋愛実話を読ませてください!の参加作品になります。実話ではなく創作になります。

https://kakuyomu.jp/user_events/16816927860749645503


「うむ! 元気になったら、絶対読む!」


――おっと、また独り言を言ってしまったではないか。もうダメだこりゃ。ちょっと寝たほうがいいやぬ、絵klrhwでb。あ、文章も乱れてきたぞ……



そんなこんなな彼女のカクヨーム王国での日常は、今日もすぎていく。他のカクヨムさんからもらったコメントや、レビューに支えられて。


世界が平和にますように!と、朝から慣れないTwitterを触っていた彼女は、こうして昼寝を今からするために、現実ワールドへ戻って行ったのだった。


『なぜ、みんなで仲良くなれないの?小さな男の子からのお手紙です。英語訳もあります。イロイロな国のイロイロな考え方の人たちが、仲良くなれますように。

『祈り』著作権フリーです。届け世界中に!

https://waonpeaceeechoes.wixsite.com/mysite


 #SpreadTheWord #spreadthelove #nowaronukraine #peaceforukraine 』


『「ペンは剣よりも強し」というのであれば、相手を攻撃するペンではなく、優しい光で愛の言葉を綴れるペンで、「剣を振りかざしまくりな王様は、突然愛に包まれて、戦争をやめました」ってお話を綴りたい。

https://waonpeaceeechoes.wixsite.com/mysite


#SpreadTheWord #spreadthelove #nowaronukraine #peaceforukraine  』



「うぅぅむ。むにゃむにゃ。もういい加減、ケンカは…むにゃむにゃ…やめようよ……ぅぅぅ」


何だか本当にお疲れだそうなので、本日はこの辺で。






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