夜更けの後

沈みきった太陽と、すっかり冷えたアスファルト。

水銀灯が照らす藍染の空。


息をすると喉が焼ける様で、身体を動かすと節々に染み込む一日の終わり。


遠くからサイレン、日々の再現。


また、どこかで一人ぽつりとひとが死に、また、どこかで一人ぽつりとひとが生き。


もうすぐ昇る太陽と、すっかり冷えたアスファルト。

暖色のアイボリーに彩られ、また一日が始まった。


誰も気に留めぬこの世の常を、ここに書き留める。


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青色の夕焼け 山猫芸妓 @AshinaGenichiro

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