第5話 夕雫の異変

最初にあった日から約一か月ほど経ったある日。


僕は、毎日ではないけれども図書館に行っていた。連絡先まで交換して、仲良くやっていた。

その日は僕の学校が創立記念日で休みのため、朝から図書館に行った。


しかし、彼女はいなかった。連絡を入れると昼頃には行く、との事だった。

この図書館の下にはコンビニが入っているので、昼食はそこでとればいいと考えていた。


そして、昼頃になり僕はコンビニで食事をとった。このコンビニは図書館の入り口近くにあるため、彼女が来たらすぐに見つけられるはずだ。しかし、僕が食事をとっている間に彼女は来なかった。


そして、いつもの場所で彼女が来るのを待っていたが一向に来る気配がなかった。途中で連絡も入れたのだが、どういうことか既読すらつかなかった。


僕は不安に搔き立てられながらも、彼女が過去に勧めてた本を読みつつ待った。


しかし、閉館時刻になるまで待ったが、彼女は来なかった。

こんなことは初めてだった。僕が来れば彼女はいつもいたのに…


最後に「また明日来るね。」と連絡を入れ。

帰っていった。朝は降っていなかった土砂降りの雨にあたりずぶ濡れになりながら…

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