第10話 アメリカンスタンダード?

 東南アジアの宿において、アメリカンスタンダードというメーカーの洗面台やトイレをよく見かける。日本でいうTOTOのようなものだ。


 しかし、アメリカンスタンダードの洗面台やトイレを見るたび、思うことがある。


「間取りの設計がアメリカンスタンダードじゃねぇ!」


 タイ バンコク滞在では定宿にしているホテルがある。カオサンロード近くのシングル250バーツ、ダブル300バーツで非常に清潔。

 だが、バスルームは狭い。一畳もないところに洋式トイレとシャワーが設置されている。アメリカンスタンダードには似合わないとは思わないだろうか。


 もっとひどいところもある。バスルームのドアを押し開けると、ガツンという激突音が。ドアは45度ほど回って停止。バスルームをのぞき込むと、ドアが洋式便器にあたっている。狭いので、体を横にして、カニ歩きでバスルームへ入る。体の大きい西洋人などには非常に窮屈なバスルームである。そのトイレも、アメリカンスタンダードだった。


 アメリカンスタンダードを使わなくていいから、設計をもう少し何とかしてくれ!

 アメリカンスタンダードを使った狭いバスルームを見ると、常にこう思ってしまうのです。

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