第5話 台風の過ぎた後



目覚めた私はベッドで?寝てたようでオフィスの風景と違う事に

ビックリする。


ベッド横には心配そうな専務が?

またまたビックリ‼️


「よかった、目を覚ましたか

もう4時間寝てたんだぞ!」


とホッとしながらもまだ文句

言いたそうな顔を専務はしている。


布団から目だけを出し

キョロキョロする茉穂に彼の

口調は荒くなる。


「俺、待ってるって

言ったよな!!」



・・・・・「すみません」

「でした。」

泰真は、しょんぼりする茉穂に

怒りも収まって来る。


「まあ・・・

無事だったからいいよ。

気付くの遅れたら死んでいたぞ!」



茉穂は頭をフル回転

「ぶじ?死んでいた?」


そんな不思議な顔をする茉穂を

専務は上から見下げて


「お前、熱中症!!」


「へ?熱中症?私が?」

と言った茉穂を

呆れたようにみている。

下から見るとイケメンの怒って

いるのか呆れているのか

の顔は複雑で、でもイケメンは

イケメン✨


カッチョイイ


「点滴終われば帰っていい

らしいけど、どうする?」


看護師さんがニコニコしながら

点滴終わりの時間らしく入って来た。

もう大丈夫ですよ、発見が早くて

良かったですよ、気をつけてくださいね。

もう少し休みますか?

点滴を外しながら看護師さんが聞いて来る。

「え?ああ帰ります。

お世話になりました、ありがとう

ございます。」


看護師さんはお大事にと言って出て

行った。


「専務、ご迷惑かけて

すみませんでした。」


茉穂は起き上がって髪を

左手で梳きながらベッドを出た。


それを確認した泰真は

脱ぎ捨てていた上着を握って


「じゃあ行こうか!」

そう言った。


茉穂はポカーン


「どうした?」

ジッと見る茉穂に泰真の

動きも止まる。


「え?あ?一緒に?」

茉穂が不思議な顔をしていると

アナウンスがながれた

救急車入ります

救急車入ります

5歳の男の子です。



何人かの足音がドタバタと集まる。

ストレッチャーに子供を移してドタバタと人が移動する音がした。


「5歳の・・・子頑張れ」

茉穂の口をついてでた。


泰真はそんな茉穂をじつとみた。

目が合うと茉穂が気まずそうに

「えっと?もしかしてココ

救急外来ですか?」



「そうだよ」

専務は私の顔をみて

何今更、みたいな顔をして言う


専務が青いカーテンを開けると

いくつかのベッドが並び

見た事のない機械が沢山あった。


まさしく命の現場だ

ピリピリしたナースや医者が

テキパキと動いている。



ああ、そうか

階段上がって水分取って無かった

今更ながら熱中症になった経緯を

思い出す。

台風の風で忘れていた。



外に出ると風はまだ強かった

しかし雨雲レーダーに写る

台風は過ぎたようだった。



「吹き返しだな!行くぞ!!」

時折ビューューュンと風に押され

足が前にでる。

茉穂は専務に手を繋がれ

外にある駐車場まで歩いた。


「大丈夫か?」

専務は茉穂を気にしつつ歩く。

もう雨は上がって少しづつ

天気が良くなって来るのが

分かった。



「大丈夫か?茉穂

もうすぐ小屋がある、そこまで

頑張れるか?」


「うん、でも早く帰らないと

子供達が待っているから」



「大丈夫、長屋の世話やきが

見てくれているサ」


茉穂は専務の顔を見て

いつかこんな会話をした気がした。


夢の中の話だよね〜えぇぇー。

え!あ!は! Σ(ŎдŎビックリ‼️

茉穂の手を引く専務の手首に

茉穂と同じ蒙古斑のような

線が半分ある。

茉穂と繋げばひとつの輪になる?


茉穂は不思議そうに専務を見た👀


"偶然、偶然"

しかし好奇心は抑えれない!



「あ、あのぉー専務

そのアザは?」


専務は立ち止まり茉穂を見て


「アザ、ああ、だから何?」

と言った。


「え、えっっと、実は私にも」

茉穂はシドロモドロしながら

手首を見せようとしたら


「知ってる!!だから何だ?」



専務のムカついたような

態度に茉奈は何も言えなくなる。

彼は、バタンとピカピカ黒光り✨

のする凄い高級車に乗った。


茉穂は専務の窓側に立ち


「今日はありがとうございました

なんとお礼を言って良いか

分かりません。

お気を付けてお帰りくださいね。」

茉穂は頭を下げた。




「は、何言ってる!!oஇ?

君も乗るんだよ

送るよ。」


茉穂はバス停を指差しながら

「これ以上ご迷惑かけれません

バス停はそこですし

もう大丈夫ですから。」

笑顔を向けて茉穂は言った。


専務の突き刺す様な眼差しが

茉穂を嫌っているようで

耐え難い!

大好きだから嫌われ無い様に

努力する。

今日はここまで

顔と名前と蒙古斑を知って

貰えただけで進歩エヘヘ


「あのね、俺こう見えて

忙しいんだよ

サッサと乗れ!!」


早くしろと専務の目は言った

専務って俺様系ダッケ?


「・・・す、すみません

どうぞ出発してください。」


あんなにビュービュー吹いて

いた 吹き返しも止んで来た


するとジリジリした暑さが

甦る。


ハンドルに頭を付けて専務は

何か考えてるようで


「あれ?忙しいんじゃ

無かったっけ?」

専務は微動もせずそのままの

体制。


「それでは、しっれいしまー」

アレアレアレェー


専務はバタンと車を出て茉穂を

引っかかえ助手席に

座らせた。



「うぇうぇどしたどしたー」

茉穂はアタフタฅ(º ロ º ฅ)

何が何やらo-maiga


忙しいはずの泰真は

茉穂をドッカと乗せたまま

車を走らせた。


「あのぉー道が違ってます・・が」


泰真はギロと睨みつけた

「ヒッ」

茉奈は小さく声を出すと

押し黙った。



.。oOん~!

何処行くんだろう。

専務なんだから変な事

しないよねぇ。


チラチラ泰真を見ながら考える。



「体大丈夫か?」

俺様気質の癖に時折優しい事を

口走るそんなギャップにも

┣¨キューン


30分くらいして着いた

場所は街中のタワマンだった。


茉穂もセレブのお嬢様だし

そんなビックリする事も無かった。

でも茉穂は理解した

仕事で忙しい泰真はここで

茉奈を下ろし専務は自宅で

仕事をするのだと



「降りて」

そう言うと泰真は茉穂を置いて車ごとタワマンの中に入って行った。


ちょうどいい具合に向こうから

バスが来るのが見えた。


あれは茉穂のマンションの方へ

走るバス


バス停はすぐ目の前

は「ああ、そう言う事」

納得しながらバス目掛けて

走った。


ピーバシュー、バスのドアが開く

茉穂が乗り込もうとして

足をふみいれた時

後ろから腕を引かれた。


「あれ?専務?」

茉穂が降りたのを運転手さんは見届けてバスは発車した。


専務は汗ダラダラ

必死で走って来た様子


そう、随分走り込んだ様子でハアハア息を切らしていた。


「だ、大丈夫ですか?」


専務はムカついた顔をして言い放った。

「お、おま、お前、俺を振り回すな!」

よく通る声で叫ぶ!



「えっと、

どうかしましたか?」



「普通下ろした所で

俺を待っでしょうが💢

俺が来るまで待ってろよ。」



「ええ ˙◊˙

専務お仕事じゃ?

ココの方がバス停近い

から連れて来たんじゃ ? 」


はあああぁぁぁ

泰真は深いため息を着いた後

ふぅーとまた短いため息を吐いた。


「あのなぁ

マンション迄連れて来て

帰す訳無いだろうが!

俺ん家で少し寝て、明日帰れ

救急外来迄行った奴を

ハイ、じゃあぁな って

そんな事できるかアホ!」


そんな優しくされて茉穂も

感激、しばらく ボー



「一人暮らしなんだろ❓」

茉奈が一人暮らしなことは

大河が調べていたから

知っていた。


「え・・・はい。」

目を見張って返事をする。

.。oOえ、待てよ待てよ

専務のマンションに

入れるってコト?


1夜を共にするってコト

まさかのまさか

今日の下着は?


怪しい顔をしていたのだろうか!


バコッイテ

「変な事考えるな!

お前は病人、何もしない。

安心して休め。」



「はい分かりました‼️」


.。oOチッ残念

茉穂は色々考える

これって

チャンスじゃね?


専務の風呂も覗けるし

ウヒョッ寝顔も見れるし


アワアワあわよくば関係モテるかも

┣¨‡┣¨‡

専務好きすぎのアテクシに

神様がくれたーチャンス

ものにしなくて何とする。





@reikoaibikenさんありがとうございます。ご期待に添えるように頑張ります💪常連の皆様フォローありがとうございます😭😭

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る