014 喧嘩を売られました

「ご機嫌よう、カロリーヌ様」

「まあ、ご機嫌よう。ダニエッテ様、わたくしに何か御用でしょうか?」


 朝登校すると、わたくしの通うAクラスの教室にいるはずのないダニエッテ様が我が物顔でいらっしゃって、やって来たばかりのわたくしに早速という感じに声をかけていらっしゃいました。

 そのお顔は、まるでこの学園の女王であるような感じで、なんだか好ましくありませんわね。


「あたし、水の神の加護があるから、ブライシー王国に行って聖女になるんです。だから、いままでの事は水に流してあげてもいいですよ」

「今までの事ですか?」


 わたくしはコテリと首を傾げます。

 今までの事と言われましても、覚えがあるのは平民に落としたことぐらいなのですけれども、それを水に流してくれるという事なのでしょうか?

 別に罪の意識は持っておりませんので、水に流していただかなくてもよろしいのですけれども。


「ダニエッテ様、カロリーヌ様が困っているではありませんか。絡むのはおやめになっていただけますか?」

「まあ、トレクマー様。婚約者があたしにべったりだから嫉妬ですか?」

「いえ、そんな事はございませんけれども」

「本当の事言ったらどうですかぁ?」

「わたくしは本当の事を言っておりますわよ?」

「ふーん、所詮は愛のない政略結婚って言うわけですね、可哀そう。あたしは、愛されて結婚するんですよ。だって、あたしは聖女なんですからね」

「聖女とまだ決まったわけではございませんでしょう」

「教会に問い合わせ中なんですっけ? でも大丈夫です、すぐにあたしに水の神の加護があるって判明しますから。そういう運命なんですよ」

「そうですか。ところで、そろそろ自分の教室にお戻りになったら?」

「ふん。婚約者をあたしに取られた負け犬のくせに」

「トレクマー様に対してそのような暴言を吐くなんて、淑女として如何かと思いますわよ?」

「あら、貴女には何の関係もないでしょう、メンヒルト様」

「わたくしは各国の令嬢方の接待役ですもの。厄介な方に絡まれていたら手助けをするのも仕事の一環でしてよ」

「厄介? それってあたしの事ですか? ふん、たかが侯爵令嬢のくせに生意気なんですよねえ」

「そちらこそ、平民になったくせに、この学園に通えるのは国王陛下のご配慮だと気が付きませんの?」

「ふん。まあ、あたしが今用事があるのはカロリーヌ様になんで、余計な人は引っ込んでてもらえます?」

「カロリーヌ様に何の用があると言うのですか? ダニエッテ様が変に絡んで体調を悪くなさったらどうするおつもりです?」

「うるさいですね。とにかくカロリーヌ様、あたしは優しいから今まであたしにしてきた酷い事を水に流してあげるって言ってるんです。今後はあたしの事を敬って学園生活を送ってくださいね」


 なんだか、とんでもない事を言われてしまったような気がいたします。

 本当にお優しいのでしたら、何も言わずに水に流してくださると思うのですが、こうしてわざわざ言いに来る辺り、程度が知れていると言った感じでしょうか?

 それにしても、朝から厄介ごとに巻き込まれてしまいましたわね。


「えっと、ダニエッテ様。敬えと言うのでしたら、それなりの成果を出していただかないと、敬おうにも敬えませんわ」

「あたしには水の神の加護があるんですよ! それだけで十分じゃないですか!」

「まだ本当に水の神の加護があるかは不明ですわよね?」

「ふん、教会がちんたらしてるのが悪いんですよ」

「まあ、教会のせいになさるのですか?」

「そうです、とっとと神様の啓示を受けないのが悪いんです。あたしのお婆様がブライシー王国に滅ぼされた国の出身なのは確かなんですから」

「まあ、血統に加護があっても、ご自身がそれに見合わないのでは意味が無いのではございませんか?」

「なんですって?」

「敬って欲しいのであれば、ブライシー王国にあると言う、水の神の加護のアーティファクトを起動なさってくださいませ。そうしましたら、わたくしもダニエッテ様を尊敬いたしますわ」

「なによ! ……リードリヒ様、アウグスト様、デブレオ様、ルーカール様、オンハルト様、ルノルタ様、セバストフ様、聞きました? カロリーヌ様ってば酷いと思いませんか?」


 相変わらず、王子方や高位の子息を侍らせていらっしゃいますのね。

 その気のない方まで名前を呼ばれて、困っているのが分からないのでしょうか?

 わからないから言っているのでしょうね。


「ダニエッテ嬢、カロリーヌ嬢のいう事は一理ある」

「そんな、アウグスト様! 酷い!」

「もし水の神の加護があれば、一日も早く我が国に行ってアーティファクトを起動させてほしい」

「それは……」


 アーティファクトを起動するだけの能力がないのでしたっけ?

 その自覚があるのでしょうか?


「わかりました。水の神の加護があるって確定したら、すぐにブライシー王国に行きますね」


 無かったようですわね。

 実際に血統には水の神の加護があるのですし、功徳を積めば何とかなるのではないでしょうか?

 ……無理かもしれないけれども、やるだけの事はやってみるべきですわよね。

 それにしても、教会も早く真偽を判定して欲しいですわね、この国を守護している神様ではないので啓示を受けにくいとかあるのでしょうか?

 まあ、近々啓示がございますでしょう。

 今代の神官長は有能だと言われておりますものね。

 わたくしの魔法の才能を知って、女神官にならないかとしつこく誘ってきますけれども、わたくしの体の事を考えますと無理ですわよね。

 ……その判断が付かないという事は、意外と無能? いいえ、きっと魔法の才能に目が曇っているだけですわよね。

 けれども、目が曇る方が有能というのはどうなのでしょうか?

 今度お母様に聞いてみましょう。


「それで、ダニエッテ様はいつまでこの教室にいらっしゃるおつもりなのですか? 編入試験を受けてDクラスになったと聞きましたけれども?」

「な……、少し頭がいいからってあたしの事を馬鹿にしてるんですか?」

「そんなことございませんわよ」

「嘘です! あたしはいままで酷い事をされたのを水に流してあげたのに、またそうやってあたしを虐めてくるんですね!」

「虐めているつもりなどないのですけれども?」

「実際にたった今あたしを虐めて来たじゃないですか!」

「まあ、この程度を虐めととらえるなんて、被害妄想も甚だしいのではないでしょうか? 皆様もそう思いませんか?」

「え、いや……」


 リードリヒ様が微妙な顔をなさいます。

 他の方々も似たような物ですけれども、アウグスト様なんて今にも笑い出しそうですわよ。

 ダニエッテ様に想いを寄せてない方々は、皆様わたくしの言葉に同意してくださっているか、笑いをこらえていらっしゃるようですわ。

 まったく絡まれるこちらの身にもなっていただきたいですわね。

 まあ、皆様は普段からダニエッテ様の傍に侍っていらっしゃるので、その気がない方にとっては苦痛なのかもしれませんけれども、それに私を巻き込まないで欲しいですわ。

 そもそも、王子方がまとまって行動なさらなくても良いのではないでしょうか?

 そうすれば、その気のない方は離れられると思うのですけれども。

 なにか一緒に行動しなければいけない事情でもあるとか?

 思いつきませんわね。

 なにが楽しくて四人、いえ接待役を入れたら七人で行動しているのでしょうか?

 国王陛下からなるべく一緒にいるようにとでも言われているのでしたら分かるのですけれども、そんな事を云うような方ではございませんし。

 ダニエッテ様は顔を真っ赤にさせてわたくしを睨んできますけれども、その顔を見ているだけでも気分が悪くなってしまいそうですわ。


「あの、ダニエッテ様と一緒にいると気分が悪くなってしまいそうなので、出来ればもう関わらないでいただけますか?」

「なんですって!? そうやってあたしの事を馬鹿にしてくるんですね! なにが気分が悪くなるですか! 病弱だって言うのも嘘なんでしょう? 学園をサボるために自演してるだけなんでしょう!」

「ちょっと! 聞いていればカロリーヌ様に対して随分なおっしゃりようですわね」

「メンヒルト様は黙っててください、関係ないんですから!」

「わたくしはカロリーヌ様のお友達ですのよ。そのお友達が嘘つき呼ばわりされて黙っているわけにはいきませんわ」


 まあ! メンヒルト様はわたくしの事をお友達だと思ってくださっているのですね。

 嬉しいですわ。


「ダニエッテ様、本当にわたくし気分が悪くなってきそうなので、いい加減ご自分の教室に帰っていただけませんか? それと、わたくしのお友達に酷い事を言わないでいただけますか?」

「ふん、所詮は取巻きでしょう? 公爵令嬢っていいですよねえ、いるだけで女王様気分でしょうけど、今はあたしがいるんですから、そうはいきませんよ。聖女になって、あたしはこの学園に君臨するんです」

「出来るものなら遠慮なくどうぞ」


 聖女になるには、ブライシー王国に行かなくてはいけませんし、そうなれば必然的にこの学園を去るという事になると思うのですけれども、戻ってくるつもりなのでしょうか?

 まあ、無理ですわよね。

 そもそも、アーティファクトを起動できないそうですもの。

 ブライシー王国の教会に監禁されて功徳を積む修行をさせられるか、王宮に閉じこめられて起動できるようになるまで教育を受けるか、どちらかでしょうし、一度ブライシー王国に行ったら我が国には帰って来られないと思うのですけど、わたくしの勘違いでしょうか?

 まあ、女王になりたいのでしたら、どうぞご勝手にと言う感じでしかないのですが、そんなに学園の女王になりたいのでしょうか?

 確かにわたくしはこの学園で今一番身分の高い令嬢ではありますが、女王という気分はございませんでしたわよね。

 そもそも、お友達なんて今初めて自覚いたしましたものね。

 よく考えましたら、各国からいらした令嬢方や、侯爵家の令嬢方とは何度かお茶をしておりますし、好意的に接してくださいますので、お友達と言っても過言ではないかもしれませんわ。

 まあ、トレクマー様はお友達というよりも恋人といった感じですけれども。

 ……自分で考えておいてなんですけれども、恋人ってなんだか恥ずかしいですわね。

 いえ、決してトレクマー様に悪いところがあるわけではございませんのよ。

 わたくしが勝手に恥ずかしがっているだけですわ。

 だって、恋人とか、なんだか恥ずかしいじゃないですか。


「あたしの事を馬鹿にして、冗談じゃありません! 覚えておいてください!」


 そんな台詞を残して、ダニエッテ様は教室から出て行きました。

 よく聞いていませんでしたけれども、何を覚えていなければいけないのでしょうか?


「大変でしたわね、カロリーヌ様」

「本当に気分が悪くなるかと思いましたわ、トレクマー様」

「本当にあのフリーゲンは、駆除したと思ったのにまた湧いて出て来るなんて、本当に厄介ですわね」

「メンヒルト様、庇ってくださってありがとうございます」

「まあ、お友達の事を庇うのは当然ではありませんか」

「お友達だと言っていただけて、とても嬉しかったですわ」

「迷惑ではございませんでしたか?」

「まさか! 迷惑だなんて微塵も思いませんわよ」

「だったらよかったですわ」

「あら、それでしたら、わたくし達もカロリーヌ様のお友達でよろしいかしら?」

「ええ、もちろんですわイェニーナ様」

「ではわたくし達もよろしくて?」

「ええ、クダレーネ様。お友達がこんなに出来て、私とっても嬉しいですわ」

「わたくし達もカロリーヌ様とお友達になれてうれしいですわ」

「ふふ、カロリーヌ様はやはり皆様から愛されておりますのね。嫉妬してしまいそうですわ」

「まあ、トレクマー様ってば」


 ここでわたくしはトレクマー様一筋ですとは言えませんわよね。

 先日のわたくし達の会話は小声でしておりましたので、聞いていた方はいらっしゃいませんでしたし、わたくしとトレクマー様がそういう関係だという事は皆様ご存じないのですから。

 そういえば、王子方はまとまって行動することが多いですけれども、その婚約者の令嬢方は結構ばらばらに自由に動いていらっしゃいますわよね。

 接待役のメンヒルト様もそんなに接待をなさっているというイメージはございませんし、王子方と違って、令嬢方は自主性がございますのね。

 まあ、アウグスト様のようにたまに皆様の輪から外れていらっしゃる方もいますけれども。

 それにしてもアウグスト様、いい加減笑いをこらえるのを止めて頂けませんでしょうか? なんだかわたくしが馬鹿にされているようでいい気分ではございませんわね。


「ねえ、トレクマー様」

「なんでしょう、カロリーヌ様」

「アウグスト様は先ほどからわたくしに何か言いたいようなのですけれども、何だと思いますか?」

「……笑いをこらえていらっしゃるようですわね。まったく、わたくしの大切なカロリーヌ様を前に笑いをこらえるなんてなんて事でしょう」

「くくっ、すまないな。だが、普段大人しいカロリーヌ嬢の言葉がツボにはまってな」

「わたくし、何かおかしなことを言いましたかしら?」

「自覚がないところがまたおかしいっ、くくっ」

「もうっ、アウグスト様。そのような状態ではカロリーヌ様に失礼ではないですか。いい加減笑いをこらえるのをお止めになっていただけますか?」

「くくっすまない。だがおかしくってな」

「アウグスト殿。ダニエッテ嬢を悪く言ったカロリーヌ嬢を楽しむような発言は良くないんじゃないかな」

「リードリヒ殿にはそう見えるか。くくっ、やばっおかしっ」

「リードリヒ様、ダニエッテ嬢は悲しんでいました。それを笑うなんてひどいのでは?」

「オンハルト殿、個人の考えは自由だと思うが、それを他人に押し付けるのは良くないと思うぞ」

「そんな……」

「まあ、ダニエッテ嬢に熱を上げている者達から見たら、俺の態度は褒められたものじゃないのかもしれないな」

「そ、そうですよ」

「しかしオンハルト殿、自分の周囲を見てみてはどうかな? ルノルタ殿やセバストフ殿は君に冷たい視線を送っているんじゃない?」

「え? ……二人ともどうしたんだ?」

「どうしたって言われても、なあ」

「そうだな。正直どうしてそこまでダニエッテ嬢に固執するのか意味が分からない」

「そんな! ダニエッテ嬢はあんなに可憐じゃないか」

「そうだよ。守ってあげなくてはいけないよ」

「リードリヒ殿の言う通りだな」

「そうだよね、ルーカール殿」

「くくっ、本当にあの酌婦に酔っているんだな」

「酌婦ってダニエッテ嬢の事を言っているのかい? それはあまりにもひどい言い方じゃないか。あんなに可憐な子なのに」


 リードリヒ様の言葉に、アウグスト様はもう耐えきれないと言った感じに「くくく」と笑い始めました。


「いや、本当に可憐なのはカロリーヌ嬢のような令嬢の事を言うんだと思うが? 複数の王子や子息にものを強請るような強かな令嬢、いや娘が可憐とは、笑える。くくく」

「なっ、なにをいっているんだ」

「そうですよ、アウグスト様。私達は別にダニエッテ嬢と付き合っているわけじゃないんですよ」

「そうかそうか。まあ、毒婦にやられないうちに目を覚まさないと、婚約者に婚約破棄されてしまうんじゃないか?」

「婚約破棄が出来るなら、とっくに……」

「まあ! オンハルト様、貴方はわたくしとの政略結婚の意味を分かって言っておりますの?」

「分かっているから婚約破棄できないんじゃないか。君のようにダニエッテ嬢を悪く言うような意地の悪い令嬢とは、出来るなら婚約破棄したいものだ」

「なんてこと! 今の言葉、わたくしのお父様に報告させていただきますわね!」

「好きにしてくれ」

「ルーカール様も私との婚約破棄をお望みですか?」

「リードリヒ様も?」

「フィリーダはグチグチとうるさいからな、父上が許してくれるなら婚約破棄したいな」

「僕は……、クダレーネ嬢の後ろ盾がないと、困るから……」


 まあ! そんな事の為にクダレーネ様を拘束なさるなんて、なんて卑怯なのでしょうか。

 確かに、リードリヒ様のお母様は正妃でいらっしゃいますけれども、男爵家の出身、クダレーネ様の家の後ろ盾が何としても欲しいのでしょうね。

 第一王子は側妃様がお産みになったと聞きますし、祖国では肩身の狭い思いをしているのかもしれませんわね。

 けれども、それでもクダレーネ様を拘束する理由としてはあまりにもひどいのではないでしょうか?

 政略結婚ってそんなものなのでしょうか……。

 お母様とお父様方を見ておりますと、結婚に夢を見る事が出来ますけれども、皆様の話を聞いていますと、その夢がしぼんでしまいますわね。

 まあ、そもそもわたくしは結婚に夢は見ておりますけれども、実際に自分が結婚できるとは思っておりませんので、あまり関係ないのかもしれませんけれどもね。

 それにしても、ダニエッテ様に心酔なさっている方の婚約者の皆様は本当に大変ですわね。

 まあ、そんな方々に付き合っている王子旗や子息方もご苦労様という感じですけれども。

 それにしても、アウグスト様ってば、ダニエッテ様の事を酌婦と呼んでいらっしゃいましたけれども、酌婦とはなんでしょうか?


「あの、アウグスト様」

「なにかな、カロリーヌ嬢」

「酌婦とは何の事でしょうか?」

「ああ、カロリーヌ嬢には聞きなれない単語だったかな。酌婦っていうのは酒場なんかで酒の酌をする女性の事で、たまにそれを装った売春婦の事を言うんだよ」

「まあ!」


 そのような意味があったのですね。


「流石に売春婦は言いすぎなのではないでしょうか?」

「そうかい? あながち間違ってないと思うけどね。ブライシー王国に行ったら、兄上の側妃になるか、教会に入って女神官になるしか道はないだろうな」

「まだお国から返事は来ていないのでは?」

「来てないけど、父上の考えることは大体わかるよ。俺は父上に考えがよく似ているって言われるんだ」

「そうなのですか?」

「ああ、でもやっぱり一番似ているのは兄上だな。本当に、生き写しかってぐらいにそっくりなんだ」

「まあ」


 自分に似ている子供ですか、そんな子供を持った親の気持ちはどんな感じなのでしょうか?

 お父様方はジェレールお兄様とシャメルお姉様の事を大層可愛がっておりましたし、案外かわいく思えるものなのかもしれませんわね。

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