中世ヨーロッパの小説を投稿して検証してみます!

 あらためて、本当に西洋史ものは需要がないのでしょうか。


 ナーロッパと揶揄されるほど中世ヨーロッパ風ラノベが読まれている(=需要がある)ということは、西洋史ものに馴染む「下地」はあると考えられます。


 レジェンド賞にエントリーしたときは未完だった拙作。

 執筆スタートからおよそ二年半を経て、2021年5月に完結しました。


 ちょうどいいタイミングで、小説投稿サイトのアルファポリスで6月から「歴史・時代小説大賞」を開催すると知りました。

 読者投票制で毎日ランキングが入れ替わるシステムです。

 自作品に投票するのは不可。


「読者投票=需要とするなら、拙作(西洋史)はどのくらい?」


 需要の有無を試すつもりでエントリーしました。

 ランキングの変動を定点観測すると、次のような推移をたどりました。


・初日17位→6位→7位(6日連続)→6位→4位→5位→4位(19日連続)


 最終結果と受賞作の発表は7月末。

 拙作は全492作中、ななんと4位でした!

 募集要項ページの雰囲気と受賞作・候補作から推測して(明言されてないものの)日本史・江戸時代ものが有利とされる中で、しかもランキング上位は受賞・出版経験のある作家さまばかりという状況下での4位は大健闘でしょう。


 ていうか、読者いるじゃん! 需要あるじゃんーーー!!(大興奮)


 自分の作品に投票できないシステムですから、応援・投票してくださった読者さまのおかげです。心より御礼申し上げます。


 マイナージャンルな上に、需要がない(といわれる)西洋史・中世ヨーロッパ。

 日の目を見るのは容易ではありませんが、逆にいうとチャレンジ精神・開拓精神を刺激されるのも事実です。

 今のところは「需要=自分ひとり」だとしても、自給自足で読みたい話を書きながら、縁ある読者さんにおもしろさを伝えることができればもっといい!


 ひとまず「7番目のシャルル」は完結しましたのでね(してない)。

 ちかぢか公開予定の次回作にご期待ください。




※追記:ちかぢか、カクヨムでの後日談を追加する予定です。




◆あとがき


最後までお読みいただきありがとうございます。なお、このエッセイはダイマです。


拙作「7番目のシャルル」は完結済みです。受賞経験はありませんがこのまま埋もれてしまうのは惜しいので、よろしければ小説本編までお付き合いいただけましたら…! 心よりお待ち申し上げております。


▼【少年期編完結】7番目のシャルル、狂った王国にうまれて 〜百年戦争に勝利したフランス王は少年時代を回顧する〜」

・カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16816927859447599614


▼7番目のシャルル、聖女と亡霊の声【青年期編】

・カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16816927859769740766



↓時間がない人向け。シリーズの原型となった短編。


▼短編「追放された王太子のひとりごと 〜7番目のシャルル étude〜」

・カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16816700427708759899


▼英訳版「Musings of an Exiled Dauphin -7th Charles, Étude prologue-」

・カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16816927859416353761


▼日界线さん訳の中国語(中文)版「流离太子沉思录」

・pixiv:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16719947#1

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ナーロッパと揶揄されるのに西洋史は商業で需要がない?じゃあ中世ヨーロッパの小説を投稿して検証してみます! しんの(C.Clarté) @shinno3

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