第21話命

私は生理がしばらく来てない事にきがついた。

不順だけどそれにしてもこない


初めて妊娠検査薬を買った


だけどなかなか検査出来なかった


妊娠してたらどうするの?

私はどうしたいんだろう?

どうゆう気持ちになるんだろう?


数日考えた

結論なんて出ない。


心を無にして検査した

結果を見れずトイレにこもった

何度もため息をついて

やっと結果を見た。

妊娠していた。、


相手はアツシだ、


私は1人で病院に行った。


中絶の予約をした


お風呂で泣き続けた

私の子


お腹に命がある

私の子


消えてしまうわたしの子

ごめんね

ごめんねと

同じ言葉を頭の中で何度も繰り返して

ずっと泣いていた。


手術の前の日。

ヒロを呼んだ。


元気のない私を気にかけすぐに来てくれた

私はホテルに誘った


ベッドに座るヒロの上半身を裸にすると膝に座り抱きついた。

ヒロの肩だけが見えた。

ヒロは何も聞かなかった。


私は冗談ぽく


もし私のお腹に子供がいたとして

父親は知らないと私が言ったら

どうする?と、聞いた



ヒロはいつもと違う表情でしばらくなにも言わなかった。


すると

少し笑って


花のお腹の中に居るなら

花の子だよね?

だったら

俺の子にする

花と、俺の子。


私はそれを聞いて涙が出た

ヒロに泣いたのがわからないように

ヒロの肩に顔をくっ付けた

だけど、涙はヒロの身体にまで流れた



花?


ヒロは小さな声で言った。


そして私の顔を肩から離すと

私の顔を見て


花の為なら、なんでもできるよ。

花が笑うならなんでもする

花だけ特別なんだ

だから、

花のお腹に子供がいたら

俺が花もその子も、面倒みたい


私は、笑って


お腹にはいないよ。

ただ、ヒロに聞いて見たかっただけ。


ヒロはそれ以上必要にきいてこなかった。


私は1人で手術を受けた。

その日は1人でいたくなかった。

ひろは

連絡したらすぐに来た

当たり前に前と同じホテルに行くと

私を後ろから抱いて


ゆっくり寝て、俺はずっと花の側にいるからと言った。

私はすぐ眠りに落ちた

落ちる寸前

ヒロが泣いてるのに気がついた。

私はそのまま目をとじた

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