3-2.コミュ強、ソーシャルディスタンスに大ダメージの回

3-2.コミュ強王子、チーズ祭のあと風邪をひく


出会ったばかりのあやしい同業者に誘われて、うきうきしているスーリ。そして、心配そうなダンスタンの会話からはじまります。


いやー、、男だけじゃなく女にもだまされやすいヒロイン、大丈夫でしょうか。女性のほうがガードが下がって、よけいに危ない。ダンスタンの心労がしのばれます。


玄関口にオスカー来たる。

「今日もキャベツか? よく食って太れよ。それがガチョウのつとめだ」

ってダンスタンに言うセリフが微妙に気に入ってます。たぶん食料だと思ってる。あと、スーリのこと「白魔女先生」って呼んでますね。


「彼ら(侍医)で治療できないというなら、わたしにも無理よ」とオスカーに言うスーリ。

スーリの医者としてのレベル、自己評価は低め。

本ではかなり勉強してますが、実務経験はほとんどないので、こういう評価になっています。また、彼女の生まれ故郷の医学レベルがあまり高くないということも関係してるかも。疾病の種類によっては侍医たちより詳しいものもあり、知識がちぐはぐな感じです。


中世っぽい医学知識で書くと、コメディ回なのに重く(読みづらく)なりそうなので、感染症への対処法などはあえて現代っぽく書いてます。


そして、風邪っぴきで連れてこられたジェイデン。流行風邪で医者から隔離療養を命じられ、すっかりしょげてしまっています。


コミュ強がソーシャルディスタンスにダメージを受ける、という図は、コロナ関連の話題で見かけて面白いなと印象に残ってました。ジェイデンの意外な弱点発覚で、自分的にはツボに入って好きなエピソードです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る