2-1.2話全体について&ようやくしゃべるダンスタン
2-1.魔女の家の前で
2話の短いタイトルは「失せものさがし」。
これはかなり昔から使おうと思っていたアイデアでした。最後まで読むとわかると思いますがけっこう後味が悪い話なので、どうかなとも思ったんですけどね。そういえばスーリ、ぜんぜんハートウォーミングな話がないですよね……。
ただ2話では、全体にかかわる主要キャラ(フィリップとオスカー)や、イドニ城を出したいという都合もあって、この事件がいちばん書きやすいネタだろうと思っての採用です。
冒頭、ようやくダンスタンがしゃべります。前にも書いたように、重要キャラなのでほんとうはもっと序盤でしゃべったほうがよかったんですが、うまくいきませんでした。なのでここにばーんと持ってきています。
チェスっぽい謎のゲームは、適当に書きました。ダンスタンとスーリの会話も、ほのぼのゲームの話などしているようですが、じつはダンスタンの過去がちらっと見えている感じです。
ダンスタンはしゃべるガチョウなのか、それとも人間がガチョウの姿になっているのか? スーリとはどのように出会ったのか? ふたりがいっしょに暮している理由は? などなど謎がつきませんが、じつはこのへんは第一部ではあまり解決しません。スーリの過去にかかわる一連の事件があり、それを書くことがあれば出てきます。いちおう、二部かなあと思ってはいます。
それから、こちらもようやく、屋敷の全体図。テンポが悪くなるかな~と1話には出していないのですが、情報としては早くわかったほうがいいかもしれませんね。改稿では移動するかも。
ゲストキャラである従僕のクルムが、屋敷のまわりでうろうろしています。会話主体ではありますが、クルムのおかげで屋敷の説明もできたし、ジェイデンとオスカーが声をかけてくるのは図としてわかりやすいと思うので、いちおうよしとしておきます。……でもこの回、ダンスタンもふくめると5人もキャラが出てきて、しかも男ふたりが新キャラなんですよね~(ため息)。さっさと本題に入れていい出だしだとは思うんですが、わかりづらくなかったか心配です。
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