2-2.オスカーとダンスタン

2-2.なんで友だちを連れてくるの?


スーリの家に依頼人がやってくる、という定番を、第二話でも踏襲しています。この前の回ですが、薪割りをしているという描写があって、ジェイデンがしょっちゅう家に来ていることがわかるようにしています。買い物はまださせてもらえないみたいですけどねw


オスカーはふたりの恋の見届け役であり、常識人なのでツッコミ役でもあります。フィリップ伯の息子で、ジェイデンとは兄弟同然に育ったという設定。


直情的で筋肉バカなタイプのオスカーと、コミュ強で人当たりがいいジェイデン、たまには気が合わないこともありそうですが、うまくやってるみたいですね。このふたりはよく組むので、口調や外見が似ないように気をつけました。


読み返すと……せっかく冒頭から登場させたのに、ジェイデンとオスカーはすぐに追い出されちゃうんですよね(クルムの話のあと戻ってきますが)。なんかもうちょっといい演出はなかったものか。ちょっともたついた感じがします。


「ダンスタンがしゃべる」という事実を、スーリがさらっと明かしています。男たちは冗談だと思ったみたいですが。


なんとなく会話の流れでばらしちゃったんですが、本来、秘密にすべきところですよねw でもたぶん、「ガチョウがしゃべる」と言っても信じる人はいないので、それほど問題にならないんでしょう。



オスカーとジェイデンがこの場にいないといけない理由というのがあって、それは「スーリをイドニ城へ連れて行く」ためです。クルムひとりなら、スーリは単に処方を出して終わりですからね。


でもクルムの話を聴取するのにはちょっと邪魔なので、最後に席をはずしてもらったという次第です。

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